2018.01.16 Tuesday

ネットワークキルスイッチ NKS-01 最終検証とアンケート結果

 

かねてより色々なオーディオ環境でテストを行い検証を重ねてきたNKS-01ですが、今回は兵庫県のH様にご協力いただける運びとなり伺ってまいりました。

オーディオ業界では初となる製品ですからリリースに向けて慎重にいきたい気持ちもありますが、どのような環境においても一定の効果が認められるものであるという確証を得るための最終検証です。

 

オーディオルームに入るとまず目に飛び込んでくるのが約100年物のウェスタン・エレクトリック社のスピーカー(ウーファー・ツイーター)、GEMのリボンツイーターなどをはじめとした歴史を感じさせる機器群。壁面にスーパーウーファーが埋め込まれていて、チャンネルデバイダーによる4ウェイマルチ構成。

 

部屋の脇に目をやると、Antelope Isochrone OCX、WEISS MAN301、WEISS ATT202、windowsファイルサーバー×3という現代的な機器が並んでおり、弊社のHFS1100も接続されています。

 

試聴させていただくと、私の知るウェスタン・エレクトリックとは違い艶やかで解像度も高く現代的なハイファイサウンドです。

 

今回のテストはオーナーであるH様、オーディオライターの御田照久氏、WAONRECORDS代表の小伏和宏氏、ピアノ講師に録音エンジニアもなさっている神田裕一氏においでいただき、試聴いただきました。

 

試聴にあたって持ち込ませていただいたNKS-01は4台。

まずはその1台をルーター〜スイッチングハブ間に割り込み、ON/OFFのテストから。

OFFにするとパッと見通しの良い音に変化します。「中域の滲みが減り、見通しの良い音」「もやもや感が晴れて清々しくなる」と皆さんの意見は概ね一致しました。

 

次に常時接続されているサーバー3台にそれぞれNKS-01を割り込み、1台のみネットワークONの状態に。

ルーターをカットしたときほどの変化量ではないものの効果はあり、先のルーター部分をあわせるとグッと解像度が上がります。

 

最後に番外編としてシステムエンハンサー(SE2-BP)の試聴。

オーディオ専用アースが工事されている環境でいかほどの効果が得られるのかの検証です。

 

ケーブルは弊社のものを使わずお手持ちのもので接続させていただきました。
全域に亘り活き活きとした音になりアタック感や実在感が増すのですが、こちらの環境ではS/Nの向上による音場(特に奥行き)の変化を顕著に感じとることができました。

ここにお手持ちのインシュレーターなどを試してみたり、サーバーの空いたUSBポートにUSBターミネーター(UTX1)を挿してみたりと存分に試聴を楽しませていただきました。

 

曲名は失念してしまいましたが、H様の「この曲は今朝(お一人で準備をなさっている間)聴いたときと全く違う」との一言がとても印象的で、NKS-01の有用性を再認識することができ大変良い経験になりました。

今回の検証にご協力いただきましたH様、誠にありがとうございました。

 

 


 

 

さて、HKS-01のモニターにご参加いただきました方々よりお寄せいただいたアンケートを集計いたしました。

 

アンケートの中で最も重要な『音質の改善』につきまして、72%の方が「改善された」「やや改善された」とお答えいただき、残りの28%の方は「わからない」「変わらない」という結果となりました。

「改善された」「やや改善された」とお答えいただいた方からは

 

・ノイズフロアの低下による煩さの減少

・低域の伸び(予想外)

・生々しさの向上による音楽のグルーブ、楽しさ感のアップ

・少しS/Nが向上した

・音が滑らかになった

・弱音が聞き取りやすくなる

・埋もれていたニュアンスが聞き取れる

 

などといったご意見をいただいています。

また、その他改善すべき点や注意すべき点、製品についての説明など今後の参考となるご指摘も多くいただきました。

今回モニターにご参加いただきました方々には改めてお礼申し上げます。

 

NKS-01のリリースは今月下旬を予定いたしております。ご検討いただいている方、今しばらくお待ち下さいませ。

2017.12.01 Friday

電源ケーブルの試作(2)

前回ご紹介させていただいた線材を使用した電源ケーブルの試作です。

製品試作一号はこのようになりました。

固定部を保護し負担を減らす目的で肉厚タイプの熱収縮チューブを二重にしてみました。

肉厚のものを使うことでケーブルの固定部が強化されますから、芯線の撚りが崩れにくくなります。

 

ケーブルの拡大写真。薄いブルーのジャケットが見えます。

 

実際に機器に取付けてみます。

ちょっと自由度がなさすぎです。肉厚チューブは二重じゃなくても充分なようです。

コンセント側も同じです。ケーブルが立ちすぎました。

 

試聴してみます。

心なしか以前よりもコントラストが強く感じられ、とても良い傾向です。

再度ケーブル固定部の見直しを行い、製品化したく思います。

 

仕様としましては、スタンダード(Marincoのプラグ&コネクター)、ハイグレード(JODELICAのプラグ&コネクター)で分けようと考えています。また、オプションでアースの結線の有無をお選びいただけるようにする予定です。

 

 

〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜

 

 

11月は「システムエンハンサー SE2-BP」の15%OFFセールの反響が非常に多く、製作および出荷準備に遅延が生じております。

出荷につきましては、12月中旬頃から順次行ってまいりますので、今しばらくお時間をいただけますよう何卒よろしくお願いいたします。

 

さて、12月は「アースケーブル BPC-02」が10%OFFとなっております。

弊社がアースライン専用にジャパンファインスチール株式会社へ別注して製作した特別なケーブルです。

PC-triple C+マグネシウムのハイブリッド構造で振動に強く、高解像度を実現します。

機器側との接続には様々な種類の端子・コネクターをご用意いたしております。

この機会に是非お試しくださいませ。

 

アースケーブル BPC-02(JS PC Audio オンラインショップ)

http://www.shop-jspcaudio.net/shopdetail/000000000078/

 

2017.11.27 Monday

Singxer SU-1 X-MOS DDC カスタマイズ(2)

今回はリッピングドライブケースの記事でも取り上げましたUSBジャックを先日カスタムした弊社の Singxer SU-1 にも取り付けてみました。

ジャックの比較です。

左は産業用、右がデフォルトのものです。

実はよく見るとサイズが少し違っています。DDC基板への取付は問題ありませんがケースの開口部を通りません。

サイズはデフォルトの幅12mmに対し産業用は12.8mm、高さは10.8mmに対し11.4mm。

 

開口部を加工して取付けました。

USBケーブルを挿してみるとカチッと挿入できます。ここの篏合度合が良いと安心感が違います。

引抜力がとても強くしっかりしていますから、コネクター部の振動対策としてもお勧めのカスタマイズです。
こちらはカスタマイズサービスのオプション項目に追加しておりますので、ご希望の方はお申し付けくださいませ。

 

さて、ご紹介した画像のBNCコネクター部(クロック出力・デジタル出力)にキャップが付いておりますが、こちらは本日よりオンラインショップのラインナップに加えております。

 

外部からのノイズの飛びつきを防ぎ、ホコリなどから端子を守るお手軽アイテムです。

 

 

関連記事

Singxer SU-1 X-MOS DDC カスタマイズ(3)

http://blog.jspcaudio.net/?eid=298



〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜

 

 

コネクター部のグラつきはUSB(2.0)が抱える問題の一つだと思います。
ケーブルや筐体などが振動を受けるとここがネックとなってしまいますが、これで改善を図れます。
これまで多くの交換実績がありますが、「たいぶ良くなった」というご意見も多くいただいています。
弊社ではBタイプ(入力)だけでなく、Aタイプ(出力)のご用意もございます。
ご希望の方はお気軽にお問い合わせくださいませ。
2017.11.21 Tuesday

電源ケーブルの試作(1)

 

最近コストパフォーマンスの良い電源ケーブル探しを行っている中で、非常に良いものに出会いました。

SUPRA Cables LORAD 3X2.5(1.5)MK兇任后

 

Jenving Technology社のSUPRA Cablesは国内では主にSAEC社が販売されていますが、電源ケーブルは製品化・流通していないこともあって海外から取り寄せました。

海外での流通価格は1,500〜2,000円/mと比較的安価なもので、スウェーデンの法医学研究所、スウェーデン空軍、ヨーロッパの航空管制塔などに採用されている実績のあるケーブルです。

手に取ると適度なしなやかさがあり、半導体カーボン/ナイロンシールド、ポリエステルテープ、綿糸の介在、ドレインワイヤー、導体という構成。

 

テストはジョデリカの無メッキコネクター(ETP-850CU/ETP-320CU)を取付け、プリアンプ(Accuphase C-2420)で行いました。

 

早速いつものテスト用音源で試聴。

聴き始めて1〜2分で製品化を決めました。

 

まず、最初に感じたのは「自然である」ことです。

レンジの広さ、帯域バランスの良さ、立ち上がり(下がり)、温度感、全ての項目において何も主張してくることなく、巧妙にサウンドステージを作り出してくれます。

特に押し出しが強いわけでも上品な訳でもありませんが、情報量は確実に増え非常に心地よいサウンドにシフトします。

念のため数日経って再試聴。やはり決まりです。

 

弊社ではアクセサリー類(特に電源系)には癖があってはいけないと決めていますので、このケーブルで決定しました。

これであれば弊社オリジナルのハイコスパケーブルが作れると確信しています。

 

近々のうちにお披露目し、来年1月下旬までのリリースを目処に進めています。

どうぞお楽しみに。

 

 

〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜

 

 

遅くなりましたが、先日大阪ハイエンドオーディオショウへ行ってまいりました。

弊社は福岡ということで色んな製品をすぐに試聴できる環境にありませんので、今回のようなイベントはとてもありがたいものです。

気になる製品がいくつかありましたのでこれからセレクトアイテムのラインナップに加えていこうかと考えていますが、12月から1月までは新商品のリリースラッシュとなるため、落ち着きましたら次々と加えてまいります。

 

2017.11.09 Thursday

ネットワークキルスイッチの試作

 

前回の記事で「通信カット基板」をご紹介しました。

現在はそれを収めるエンクロージャーの細かい詰めを行っています。

画像は試作品です。

開口部は手作業ですから微妙な仕上りですが、量産版はマシンで綺麗にカットされ印刷も行います。

ABSのエンクロージャーですから外部からのノイズが気になりますが、エンクロージャーの内側に電磁波シールド塗装を施して対策します。

 

基板むきだし状態で通信状態をチェックしたところ、ギガビットでの通信ができました。

カットしない状態でもノイズを抑えたい方もいらっしゃるかと思います。その場合はパルストランスを入れてアイソレート仕様(100Mbpsの通信となります)に変更することも可能です。

 

今回はスイッチングハブ〜ルーター間をこれでカットし試聴してみたところ、システムエンハンサーを入れた時のようなS/Nの向上が認められます。

「Wi-Fiを使うのでルーターの無線機能が必要」という方は、ルーターのWAN側をこれでカットなさるのがお勧めです。

 

【特長】

・物理的に通信のON/OFFを行える

・ギガビット(1000BASE-T)対応

・通信OFFでLAN側をターミネート

・シールドのON/OFF(STP/UTP)切り替えが可能

・電磁波シールド塗装(エンクロージャー内部)による外部ノイズカット

・信頼性の高いスイッチを使用

・保持力の高いRJ45ジャック(Stewart Connector)を使用

 

【ソリューション】

・ルーターや終端装置などとの通信(インターネット)をカットしたい

・普段使わないバックアップ用のNASやPC等との不要な通信をカットしたい

・LANケーブルのシールドのON/OFF(STP/UTP)による音質の変化を確認したい

 

といったところでしょうか。

ネットワークオーディオのために作りましたが、セキュリティや通信制限のために導入いただくのもよろしいかと思います。

 

リリースにつきましては、2018年1月中旬を予定しております。

 

Calendar
     12
3456789
10111213141516
17181920212223
24252627282930
<< November 2019 >>
links
JS PC Audio Accessories ウェブサイト

JS PC Audio オンラインショップ

JS PC Audio Facebookページ

JS PC Audio twitter

JS PC Audio ヤフオクブース

JPLAY日本語公式サイト

スタッフMの「なんちゃってオーディオ女子」
JS PC Audio Blogへようこそ
日々の業務のことや試作、新製品のご案内から独り言まで色んなことを書いています。
ad
Selected Entries
Categories
Archives
Search this site.

Others
Mobile
qrcode