ここ数年のPCパーツのトレンドやスペックについて疎くなっていたので、多くのマシンを製作されている越濱氏からレギュレーションを提示いただけたのはとてもありがたいことでした。最新のi7やi9で組み上げたマシンの音を聴く機会があっても、自分で選定して組み上げることがほとんどなかったからです。
いざ指定されたパーツを集め、アルミケース、最新のマザーやCPU、メモリなどを目にすると心は躍るもので、どう作ってやろうかとテンションは上がりっぱなしでした。
少し遡って、2021年のコロナ禍に入る前あたり。EMIやEMCなどについての知識を深めるために参考書や文献を読みあさり、それに基づいて計測をしてみたり実験を行ったりしていました。
PCやネットワークを利用したオーディオにおいて、広義の意味でのノイズが密接に関係しあっていることは頭では理解できているという程度でしたが、学習を進めていくことで理論的に全体像を把握することができ、対策や方法について研究をするようになりました。とはいいましても独学に限界はありますから、高度な内容に対しては半解以下な部分があるのは否めませんが。
そのような中で誕生したのがノイズコントロールボックス」です。
これはEMI対策のひとつを応用し発展させ、オーディオ視点によるパーツ選定によって作り上げた独自の装置です。今となっては弊社のケーブルでは定番となり多くの方にご愛用いただいておりますが、開発当初は出来上がりに一喜一憂したものです。これから更に高音質を求めて進化させていこうと思っています。
製作に話を戻して。高い周波数で動作するPCや高速回路にはノイズ対策が欠かせません。
せっかくいただいた良い機会ですから、これまで得た知識ですとかノウハウ、対策をとことん詰め込もうと考えました。
ケーブルの撚りやシールドスリーブ加工、銅メッキパーツの採用などもそうですし、エンクロージャーの底板をスチールにしたのもそうです。底面に放射されるノイズの減衰損失を高めるために採用しました。
スチールはアルミよりも透磁率が高いうえ、低い帯域からノイズを減衰させることができます。放熱の関係で底面だけ製作しましたが、側面のフィン(ヒートシンク)以外全てスチールにしてしまおうかと思うほど高性能な素材です。
アルミが多用されるようになって削り出しボディなんて珍しくない今となっては「鉄=安っぽい」というイメージをお持ちの方も多いと思います。加工作業性や仕上げ、見た目、重量、製造コストをトータルで(メーカー目線で)考えると鉄よりもアルミが優位なのは確かです。
かくいう弊社でもコストの面でアルミ筐体ばかりとなっていますが、これからのモデルでは基本に立ち返ってしっかり考えてゆこうと思っています。そうでした、スイッチングハブの時期モデルにも近いうちに記事にしなければ。
さて、この数日「銅シールドで音は変わるの?」というご質問を多くいただいております。結論から申し上げて音は変わりますし、取りつける場所や面積、質量によって大幅に改善されます。
銅は他の金属と比較してノイズの反射が少なく導電率が高いためシールドに最適な素材です。アルミよりも熱伝導率が高いためヒートシンク(放熱板)として使うこともできます。コンピュータのように高い周波数帯のノイズに対しても非常に有効な素材ですが、面積の広い部分に使うには強度的にいまひとつですし、非常にコストがかかります。昨今の世界情勢によって価格も大幅に高騰していますから、積極的に採用するメーカーは少ないと思います。
画像は今回組み込んだASUSのマザーボード。
主なノイズ源を簡単なイメージにしてみました。
(A)CPU、(B)メモリ、(C)グラフィックカードやノースブリッジ、(D)サウスブリッジ
この他にクロック(水晶振動子)などもなかなかのノイズ源です。実際に稼働しているPCをスペクトラムアナライザーを使いながら三次元的に測定するのですが、マザーボードによっては興味深い結果が得られることがあります。弊社では定性的な測定しか行いませんが対策を考えるには充分すぎる材料になるものです。
※画像のマザーもそうですが、最近のマザーにはノースブリッジはありません
今回の製作では、まずA-B間(特にメモリ周辺、ATX24pinコネクター付近)で放射されるノイズや空間伝導しようとするノイズを受け減衰損失を得ながらフレームグラウンドに流したり、反射損失を得るために?のスロットに銅シールドを配しました。どのマザーボードでも同じ配置ですからこれは非常に有効的な方法かと思われます。
銅製のメモリヒートスプレッダ―+アース線などでも似たような効果を得ることができますが、やはり大型の隔壁ともなると音質の改善効果は桁違いです。位相改善に抜群の効果を得られました。非常に滑らかで心地良い音になり、音の立ち上がりがとても早く下がり方も自然です。
今となってはもう少し大きく作っても良かったかなと思いますし、次回アップデートする際は裏側にパターンも入れようかなどと考えています。
続いてDに差し掛かるように?の部分からPCIスロットを利用してシールドを取り付けています。
これはPCIスロットにセットしたカード(JCAT NETCARD FEMTO)に対するCやDからのノイズの干渉を和らげる目的で配していまして、ここでも銅のシールドで受け流したり反射損を生じさせることで効果を上げています。
カード自体もノイズ源ですから、カードのすぐ隣(もっと下側)にセットするのですが、今回はm.2スロットへのアクセスや制限があるため便宜上の取り付け位置となります。
これも先のシールドと同様の効き方をします。デジタル臭さといえばいいのでしょうか、そういうものが抑えられてアナログライクな色のある心地よい音になります。
可聴帯域にノイズなんて聴こえないし、エラーもなくちゃんと動作しているんだからノイズ対策する意味はないのでは?と思われる方もいらっしゃるかもしれません。しかしPCはただの情報機器であり、本格的なオーディオを楽しむものとして作られたものではありませんから、オーディオに適した状態、いわゆるローノイズな状態に引き上げていくことが大切です。そしてどこか一点やればいいという訳ではなく、一つ一つ丁寧に処理することが肝要だと考えます。
「可能な限り回路に飛びつかせない」「ノイズ源同士を干渉させない」「回路内のノイズを減衰させる」といった色々な角度からのアプローチと対策が必要で、その結果として上質な再生環境が実現します。
ひとつ確実に言えることは、このような目に見えないノイズへの対策を行うことでしか得られない音があるということで、それをこれから少しずつ証明していきたいと考えています。また、今後のオーディオ用PC作りのスタンダードにしていきたいと思っています。
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今回は弊社がやってきて効果的だった対策やパーツを惜しみなく投入しました。
ROON Server built by JS PC Audio
パーツのチョイスはハイファイ堂の越濱氏が行い、弊社が組み上げたスペシャルな一台です。スチールや銅を多く使用したことで総重量は12.5kgとなりました。
【基本構成】
【追加パーツ】
SATA-SSDはm.2との比較試聴用に追加しました。
それでは各部をご紹介。
底面です。3.2mmのスチールで製作した底板に電磁波シールド塗装を施しました。
このマシンの大事な基礎となる底板を透磁率の高いスチールとすることで耐ノイズ性能を上げています。
背面はオリジナルのパネルを生かして製作しました。
PCIスロットは右から「JCAT NETCARD FEMTO用クロック入力(SMA / 50ohm)」「SATA-SSD用電源入力」「JCAT NETCARD FEMTO(以降、JCAT NIC)」の順。残りは全て銅メッキをかけたブランクパネルで塞いでいます。
電源(DC12V〜)の入力部は銅板で製作。CPU用の電源を分離できるよう2口のパネルも製作しています。
この2口のパネルを使えばCPU直接入力用、DC-ATX用と分けて入力させることが可能となります。
一番上の銅板で囲われている部分はSSDマウンタ、真ん中に2つ並んで見えるものがメモリスロットに取りつけるシールド、シルバーのフィンの部分はCPUクーラー。ワイヤリングの関係でヒートパイプは7本使用。
先ほど背面パネルのところで触れましたが、SSDは外部給電です。
何年も前から構想はあって、今回ようやく実現できたメモリシールド。
空きスロットに取りつけます。DDR4とDDR5両方に使えるよう設計しました。
メモリと同じ規格で基板をおこして銅板と組み合わせ、アース線を取り付けています。このシールドについては後日詳しく記事にします。
メモリシールドを別角度から。メモリはシングルチャンネルで使用していて、それを二枚のシールドで挟んでいます。
専用に製作した各種ケーブルです。全てシールド処理しています。
銅板シールド(超ロングタイプ)やJCAT NICは側面パネルと固定していて、特にJCAT NICの固定は効果があります。
JCAT NICは外部クロック化を行い、潤工社のジュンフロン線を使用。カードの固定はペリフェラル4Pコネクターを取り外した部分の穴を利用しています。
細かい部分はまだまだありますが、主に以上の内容で製作を行いました。
前回もご紹介したこの専用電源と接続して約2週間のバーンインを行いました。
後日改めて試聴編を記事にしようと考えています。
まずは弊社の検聴で使用している旧世代Xeon(E3)マシンとの聴き比べから。
※今回のコラボレーション企画は越濱氏とのコラボであり、ハイファイ堂は一切関係はありません
【今回の企画に使用した弊社製品】
・マザーボードアンダープレート
https://www.shop-jspcaudio.net/shopdetail/000000000186/
※インシュレーターフットのねじを逃がすための穴開け加工が必要
・オリジナルSATAケーブル SOC1
https://www.shop-jspcaudio.net/shopdetail/000000000151/
・PCファンノイズフィルター FNF20
https://www.shop-jspcaudio.net/shopdetail/000000000262/
※ブラックのケーブルで製作
【今回の企画で使用したパーツのうち製品化したもの】
・PCIブランクパネル(銅メッキ・ロープロファイル)
https://www.shop-jspcaudio.net/shopdetail/000000000267
・銅メッキビス(インチ)
https://www.shop-jspcaudio.net/shopdetail/000000000269/
・銅メッキビス(ミリ)
https://www.shop-jspcaudio.net/shopdetail/000000000268/
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昨年製作を行い、大変ご好評をいただいているDiretta Target DST-00のカスタム『DST-00 マルチパワーインプットモデル』の予約受付を行います。
予約受付:本日より2月29日まで
受付台数:2台
【ご予約】
ご予約は以下の項目をお書き添えいただき、下記に記載するメールアドレス宛にお送りくださいませ。
お名前:
ご住所:
電話番号:
ご希望のケースカラー:
受付メールアドレス custom[a]jspcaudio.net ([a]はアットマーク)
※お客さまのDST-00を弊社へお送りいただく必要があります。数日のお預かりで納品できるよう着日指定などのスケジュール調整にご協力をお願いする可能性があります。
※ご購入になられたDST-00を弊社へお送りいただいても構いません。
※ご予約は早期に終了する可能性があります。
基本代金 220,568円
(オプション 1)
ケースカラーをお選びいただけます。
・シルバー +0円
・ブラック +3,850円
(オプション 2)
超ローノイズレギュレーターモジュールを追加することができます(最大5)。
・追加なし +0円
・クロックのみ(+2) +36,220円
・クロックとI2Sインターフェース(+4) +66,550円
・全て(+5) +83,303円
(オプション 3)
DST-00本体のベースプレートおよびスイッチング電源部のスチール隔壁に電磁波シールド塗装を施します。
・なし +0円
・電磁波シールド塗装 +4,180円
(オプション 4)
背面パネル部から他の機器へローノイズ電源を出力することができます。
・なし +0円
・DC5V +19,250円
・※10MHzクロック出力 +45,100円
(矩形波 出力電圧2.8V インピーダンス50Ω)
※10MHzクロック出力はDACなどの機器にご利用いただけます(別途50ΩのBNCケーブルが必要です)。
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パーツが揃ったら組み付けていきます。
SSDのマウンタは1.6mm厚のスチールで製作したもの。ケーブルの取り回しを良くするために銅メッキをかけた真鍮スペーサーで高さを出しています。
背面のIOポート側。
HDPLEXのロゴのある開口部は銅板でフタをし、外部電源の入力部分のプレートは2mm厚の銅板で製作。画像のプレートは1口のものですが、CPU用の電源を別供給にできるよう2口のプレートも用意しています。
こちらは特別仕様のファンノイズフィルタ(FNF20)です。
PC内部のイメージにあわせてケーブルをブラックで製作してみました。FNF20はファンを接続しなくてもノイズ低減効果がありまして、今回は2個導入します。
ひとつは使用していないM.2スロットのヒートシンクを利用してセットしました。
さて、こちらは今回のプロジェクト用に製作した電源です。
鋼鈑で仕切りを作り3つのブロックに分けています。
左はメインの電源で400Wのスイッチングモジュール。医療用でローノイズかつ電圧調整式をチョイスしました。
中央は特注のRコアトランス、右は5V二系統、JCAT NIC FEMTO用のクロックとなっています。
メインの出力部は大電流に対応したPowerDIN(4P)です。コネクターに抜け防止のロック機構があり、安定して動作させることができます。
DC5V×2の出力とクロック出力部。
DC5Vは超ローノイズレギュレーターモジュールで生成し、SSD、JCAT NIC FEMTOにそれぞれ供給します。
クロックは位相ノイズの低いOCXOを採用。低損失な計測用のテストケーブルを直接接続できるようSMAとしました。
(今回の製作のポイント)
・各部に銅(銅メッキ)を使用することでアルミケースでは抑制できないノイズの反射を抑える
・ファンノイズフィルタはCPUの周辺のコネクタに接続する
・外部クロック化において低損失のテストケーブルで接続できるようSMAコネクタを採用
・PC〜外部電源間は抜け防止機構があり安定した接続ができるPowerDINを使用
次回は全てのパーツを組み付けて完成形のお披露目です。
]]>今回は内部配線類についてご紹介します。
こちらが組み上げるPCの内部で使うもので、すべて現物合わせで製作したものです。
まずは外部のDC電源を入力するケーブルから。
電源の入力コネクターはPowerDIN(4P)です。OFCワイヤー4本を手撚りし、シールドスリーブ+アース仕上げ。二次側はHDPLEX DC-ATX500Wに接続します。
続いてATX24PINケーブル。
最短で無駄なく接続できるよう二つに分け、細かく長さを整えながら製作しました。こちらもシールドスリーブ+アース仕上げ。
こちらは主にCPUへの電力を供給するEPSケーブル。
今回使用するマザーボードは8Pin+4Pinのため3本に分けて製作しました。EPSケーブルについてはまたのちほど。
越濱氏のパーツ選定のレギュレーションには入っていないものですが、折角の機会ですからカスタムしたJCAT NIC FEMTOも組み込んでしまおうということで、以前ご紹介した外部クロック化を行うためのRFケーブルです。
ケーブルはスイッチングハブ(HFSシリーズ)でも使用している潤工社のジュンフロン線。カード側のコネクターはSMB、入力部はSMA。
弊社の検聴用のJCAT FEMTO用に製作してみて非常に良かったのでこのプロジェクトに採用しました。
レギュレーションのストレージはM.2-SSDですが、折角の機会なのでSATA-SSDも搭載することにしました。OS用にするもよし、音源用のストレージにするもよしということで。
「硬い」「使いづらい」と多くの厳しいご意見をいただくSATAケーブル(SOC1)です。実は作っている私ですら作りにくいし使いにくいと思っています。
SSDは背面のPCIスロットから外部給電にします。
PCIブラケットにDCジャックを取り付け、ここもやはりシールドスリーブ仕上げ。
ブラケットを導電性塗料で塗装したことはあるのですが、銅メッキは初めての試みです。バレル処理では平面同士が密着してしまい、ムラができてベストな仕上りとはなりませんでした。とりあえず試作だからと言い訳しつつ、よしとしておきます。
(今回の製作のポイント)
・内部配線は各パーツに合った長さで製作する
・ケーブルにシールドを施してシャーシに落とせるようにする
以上、PCケースの中で使用するケーブル類のご紹介でした。
さて、先ほど申し上げていたEPSケーブルですが、ここのケーブルのクオリティによって音質がかなり変わってきます。
クオリティを上げる方法としては
(1)ツイストをかける
(2)ケーブルの質を上げる
(3)構造や製作方法にこだわる
となるかと思いますが、最も簡単なのは(1)で、自作派の方はねじっておられる方も多いかと思います。20年くらい前でしょうか。自作を始めたころの私もそうでした。
しかし、電源に付属するケーブル(両端にコネクターが付いたまま)をねじった場合、ツイストにした効果はあっても、絶縁体が大きく変形しワイヤー自体の撚りが変わってしまうことがあったり、コンタクトに負担がかかったりとあまりお勧めできません。
従いまして専用工具の使用が前提となりますが、電源に付属のEPSケーブルにツイストをかける場合は、片側のコネクターのハウジングから一旦コンタクトから抜いていただき、自然な撚りを作って組み立てられるのをお勧めします。
工具を使わない場合は、ゆるく1〜2回ねじる程度に抑えるのがベストです。
また、断面がこうなるように意識して撚ってみてください。
コネクターの配列が横一列ですから撚り始めと終わりがズレてしまったり長さが余ったりするかもしれませんが、同じ極性同士が隣り合うよりも効果が高くお勧めです。
さて、今回の記事でご紹介した「銅メッキのPCIブラケット」も大量に作りましたので商品にさせていただきました。
多少の色ムラがありますが品質は問題ありません。
https://www.shop-jspcaudio.net/shopdetail/000000000267
銅メッキ処理のみですから10円玉と同じように素手で触ると黒く酸化しますので予めご了承ください。
]]>先日の記事でPC製作プロジェクトの一部をご紹介いたしましたが、今回からタイトルを「ROONサーバーを作る」として数回にわたりご紹介してまいりたいと思います。
ハイファイ堂の越濱氏とコラボレーションし『良質なROONサーバーを作る』という趣旨のもと、パーツのチョイスを越濱氏、組み上げを弊社が行います。
「普通に組み上げたもの」と「JS PC Audioが作ったもの」を比較検証したり、あれこれ語ったり悩んだり考えこんだりする企画です。
ベースとなるケースはHDPLEX社のH5シャーシです。
出典:https://hdplex.com/hdplex-h5-fanless-computer-case.html
まずはこのケースの底板を製作しなおします。オリジナルは3mmのアルミ製。
エアフローを確保するためにスリットが多く開けられています。
こちらが3.2mm厚のスチールで製作したHDPLEX H5用の底板。スリットは入れていません。
弊社としてはPCのケースは総スチールがベストだと思っていますが、ファンレスケースのフィンを除いてスチールにしてしまうと放熱の効率が下がってしまいます。
スチール党の私としては非常に悩ましいのですが、組み込むCPUの発熱度合いが未確認のため今回は底板のみの製作としました。
プライマーを吹付けたあと底面は電磁波シールド塗装を行い、内側はブラックで塗装しました。
こちらはストレージのマウンタです。左がオリジナル(アルミ)で右は弊社が製作したもの(スチール)です。
SSD1基のみ搭載する前提で製作しており、位置の微調整ができるように設計しました。SSD=弊社のSATAケーブルとなるわけですが、取り回しの悪さで定評あるあのSATAケーブルを使うためにSSDの固定部分を長穴にして調整式にしておくのがベストです。
画像では厚みの違いが伝わりにくいかもしれませんが、オリジナルは1mmのアルミ、右側は1.6mmのスチール。
それぞれを持って比較するとスチールの方が剛性が高く、オリジナルのペラペラ感が解消されます。
マザーボード用アンダープレートを小加工して仮組みした状態です。画像ではマザーボードの固定部のスペーサーは真鍮製のものが写っていますが、実際の組み上げ時は真鍮スペーサーは1本のみ使用して残りは樹脂スペーサーとしました。
Z790を搭載したマザーボードです。メモリはDDR5、M.2スロットが複数あって時代の流れを感じます。
弊社の検聴用マシンのチップセットはIntel100Series(C236)、このZ790はIntel700Seriesですから6世代も進んでいることになります。
このPCの組み上げには真鍮ビスに銅メッキを施してセットしました。
(今回の製作のポイント)
・比重と透磁率が高いスチールをベースにする
・ストレージ用マウンタの剛性を上げる
・マザーボード固定用のスペーサーは1つを除いて全て樹脂製にする
・銅メッキビスを使用
次回は内部配線(ケーブル)をご紹介いたします。
銅メッキビスはバレルで大量に製作したので商品にさせていただきました。
銅メッキビス(ミリ)
M3 ねじ部の長さ5mm
https://www.shop-jspcaudio.net/shopdetail/000000000268/
銅メッキビス(インチ)
#6-32 ネジ部の長さ5.5mm
https://www.shop-jspcaudio.net/shopdetail/000000000269/
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平素は弊社オンラインショップをご利用いただき誠にありがとうございます。
さて、弊社では配送業者を変更させていただくこととなりました。
【2024年2月28日まで】
日本郵便(ゆうパック・ゆうパック代金引換・レターパックプラス)
【2024年3月1日より】
・クレジットカード・銀行振込による決済の場合『佐川急便』
・代金引換をご利用の場合『ゆうパック代金引換』
なお、今回の変更による送料の変更はありません。
皆さまにはご迷惑をお掛けいたしますが、何卒ご理解賜りますようお願い申し上げます。
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本日より7周年限定LANケーブル『NOCX2 Pro 2023 Limited Model』の二次販売を販売いたしました。
二次販売の限定数は100本となります。最高傑作のLANケーブルをこの機会に是非お買い求めくださいませ。
オリジナルLANケーブル NOCX2 Pro 2023 Limited Model商品ページ
https://www.shop-jspcaudio.net/shopdetail/000000000261/
早いものでもう二月。あっという間に1月が終わりました。
今年の前半は限定モデルのNOCX2 Proを販売しつつ、今月中旬〜下旬にかけてDST-00マルチパワーインプットモデルの予約を受け付けてまいります。今回は基幹業務が滞らないよう3件のみ受け付ける予定です。ご希望の方はcustom[a]jspcaudio.netまでご連絡くださいませ。
さて、今年の初めは尋常ではない数のお問い合わせがあったり、JCAT Network Card Femtoの外部クロック化の製作をまとめてやりつつ、他のプロジェクトも同時進行したりと慌ただしくやっておりました。
JCAT NIC Femtoの外部クロックはブラックモデルの受注が多かったです。
ロープロ用のものも製作しました。
外部クロック化はBNCを使っています。BNCを使っているのは絶縁型のパネルマウントジャックを使う必要があるということと、ケーブルの選択肢が広がるということが理由です。
検聴用のシステムでは画像のようにSMA→BNC変換コネクタを使って接続しているのですが、最近になって絶縁型のSMAジャックがあることを知りましたので次のプロジェクトに採用してみようと思います。
Teledyne Stormの計測用ケーブル(18GHz)+BNC変換コネクター。Teledyne Stormは軍事や宇宙航空などで実績のあるアメリカのブランドです。50Ωで接続するのであればこういう計測用のケーブルを使うのがベストだと思っています。
先ほど申し上げた新しいプロジェクトというのは、最新のパーツを使って作るRoonサーバーです。パーツの選定はハイファイ堂の越濱氏が行い弊社が組み立てるというもの。
アルミエンクロージャー(ケース)はHDPLEX社のH5を使用します。
さて、弊社ではお客さまへ感謝の気持ちを込めて三種類の『お年玉クーポン』をご用意いたしました。
この機会に是非ご利用くださいませ。
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【10,000円以上のお買い上げで 500円OFF】
クーポンコード:jspc2024x
※数量制限なし
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【15,000円以上のお買い上げで 1,000円OFF】
クーポンコード:jspc2024y
※先着100名様限り
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【30,000円以上のお買い上げで 3,000円OFF】
クーポンコード:jspc2024z
※先着50名様限り
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○ご利用方法
ご購入手続きにお進みいただくとクーポンコード入力欄がございますので、そちらにご入力くださいませ(ご請求額から自動で差引かれます)。
※ご利用有効期限:2024年1月31日
※お一人さま一回限りのご利用
※他の割引(数量割引、あわせ買い割引など)との併用はできません
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試聴環境で使用しているUSBアイソレーターについて。
弊社の試聴環境では、キーボードとマウスはUSBアイソレーターを使い接続しています。
前回少しだけ触れましたが、USBマウスにはICや水晶振動子などのクロックが使われていることが多く、マウス自身がノイズを発生させるためアイソレーターを使用しています。
これが弊社のUSBアイソレーターです。製作したのは2017年頃。アナログデバイセズ社のリファレンスボードをベースにオリジナルで組み上げたものです。
365日常時通電状態ということで今回はメンテナンスをかねてご紹介します。
背面はホスト(PC)と繋がるType-Bポートがあり、電源入力のジャックを取り付けています。この電源ジャックからAC6Vを入力し、内部でDCを生成する仕組みです(弊社製品のPSU-miniと同じ仕様)。
一番上に見えるのがアナログデバイセズ社のEVAL-CN0158-EB1Zです。フレームグラウンドが切り離せるのが一番の魅力です。
下に少し写っているのが電源(TPS7A4700のベース電源と超ローノイズレギュレーターモジュールの二階建て)です。超ローノイズレギュレーターモジュールは今回のメンテナンス時に追加しました。
マウスとキーボードにそこまでやるかと言われそうですが、これがあると差が感じられます。組み合わせるシステムによって効果は変わりますが、基本的にフロアノイズが減る傾向です。
USBマウスをお使いの方でノイズ対策をお考えの方は最後のひと押しになるのは間違いありませんので是非お試しくださいませ。
ADuM4160、3160などを使ったもので外部給電タイプがお勧めです。フレームグラウンドが繋がったタイプでしたらコネクター部で細工をしたり色々方法はあるかと思います。参考になれば幸いです。
今回のメンテナンスで思ったのですが、弊社製品(スイッチングハブや電源など)のメンテナンスサービスをそろそろご用意する必要があるなと考えています。
基本的に寿命の概念がない受動部品(フィルム、マイカ、積層セラミックなどのコンデンサ)を多用していますが、電源の平滑部や出力部などには電解コンデンサを使用していますので、弊社といたしましては一定期間ごとに交換をお勧めしたいところです。
さて、ここ数日は受注数が非常に多くお問い合わせの対応が遅れていますが必ずお返事いたしますのでもう少々お待ちくださいませ。
]]>オーディオ的にはやはり接続はUSBよりもPS2を選びたいところです。しかしゲーミングマウスはとても感度が良いし扱い易く、サイドにある「進む」「戻る」ボタンが非常に便利で使いたい。となるとUSB接続タイプのものしか選択肢がありません。
USBマウスはノイズ源でしかありませんから弊社ではUSBアイソレーター(アナログデバイセズ社のEVAL-CN0158-EB1Z 自社でケーシングしたもの)を介してPCと接続しています。
本題に戻りまして、今回はマウスの左ボタンのスイッチが劣化によって不具合が出ています。
スイッチを準備してマウスを分解し交換作業を行います。
赤丸部分がスイッチです。
交換後。ほとんどのマウスは3ピンのスイッチですが新しいスイッチは2ピン。カチッとクリック音がしない静音タイプです。
ついでにサイドのボタンも取り替えました。
さて、基板にICや水晶振動子が見えますが、これがアイソレートをお勧めする原因です。高性能なマウスにはほとんどこういうタイミングデバイスやICが入っています。マウス自身がノイズ源と申し上げたのはこういうことです。
ADuM4160、3160あたりを使ったアイソレーターはお安く手に入りますが、できればEVAL-CN0158-EB1Zのようにフレームグラウンドを絶縁できる基板のものがお勧めです。
弊社が使っているEVAL-CN0158-EB1Zについては後日改めてご紹介します。
]]>
オリジナルLANケーブル(NOCX2 Pro)
ご注文より3〜5営業日程度で出荷
オリジナルLANケーブル(NOCX2 Pro 2023 Limited Model)
ご注文より7〜14営業日程度で出荷
PCオーディオ用HDMIアダプター RC-HDMI
ご注文より3〜4営業日程度で出荷
オリジナルDCケーブル(DCC1-LE)
ご注文より3〜4営業日程度で出荷
PD対応トリガーケーブル
ご注文より4〜5営業日程度で出荷
特注製品
ご注文より10〜14営業日で出荷
上記以外の製品
ご注文より2〜3営業日で出荷
在庫のご確認はお電話でも受け付けております。お気軽にお問い合わせくださいませ。
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ケースカラーがシルバーの場合、#2のプラスドライバーで天板を取り外してください。
ブラックの場合、#1と#2のプラスドライバーが必要です(中央の4つが#2、残りの6つは#1)。
ネジは中央の4つが平頭となりますのでご注意ください。
画像のように緑のLEDがありますが、パネルの穴に入っているだけですので引っ張って抜いてください。
このように引き抜くことができます。
引き抜いたらスイッチにアクセスできます。
スイッチの設定が終わったら元に戻していただき、天板を取り付けてください。
]]>
大変お待たせいたしました。
ターゲット側がType-Cの機器に対して外部給電が可能なケーブルの試作品ができあがりました。
今回は「Type-Cコネクタ」+「ノイズコントロールボックス」に対応するために専用のオリジナル基板を設計製作しました。
従来モデルと同じくこちらからDC5V(2.1mm/5.5mmコネクタ)を入力させます。使い勝手は全く同じです。
Type-Cコネクタのサイズに対して少し大きいですが、使い勝手は悪くありません。
さて今回の試作品はノイズコントロールボックスに改良を加え、旧バージョンを凌ぐ音質を得られています。
これから現在のUSBケーブルのラインナップを見直し、新しいバージョンの販売を検討してゆく予定です。どうぞお楽しみに。
最近は特注などの対応が多く通常製品の見直しに時間がかかっていました。申し訳ありません。
USBケーブルの新バージョン販売にともなうアップグレードなど、現在お使いのケーブルを今後もご愛用いただけるようプランを考えてまいりますのでどうか今しばらくお待ちくださいませ。
今の弊社はといいますと、Diretta Taget DST-00のカスタム作業に追われています。アルミケースの納品の都合で少しスケジュールが押してしまっていますが、これからチェックと納品に入っていけそうな状況です。
カスタムに関してはいくつもこだわりがあるのですが、例えばコネクター。弊社の製品の内部配線ではほとんどコネクター類は使っていないのですが、今回はスイッチング電源ユニットがあるため一つずつ作業しています。
コネクターは専用工具でカシメたあと、すべてはんだを流しています(上がはんだを流したもの、下はカシメただけのもの)。
ケーブルは内部配線でよく使用しているモガミ電線のフックアップワイヤーです。
ケーブルにツイストをかけてコネクターを組み立てていきます。
シールドスリーブをかぶせてGNDの処理をして完成。これはDC側ですが、AC側も同様の処理を行っています。
作業待ちのブラックのフェイスパネルです。ブラックモデルも素敵だなと思います。
と、弊社ではこのように作業を行っています。早くお届けできるよう努めておりますので、もう少しだけお待ち下さいませ。
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今回は10Gtekの基板をベースに製作したメディアコンバーターです。
弊社では定番となったLT3045を使った超ローノイズ電源を使用して組み上げたものです。
ベースとなるメディアコンバーターは10Gtekのもの。前回試作したものと同じ構成(メイン電源+クロックモジュール)で動作させています。
メイン電源、クロックモジュールともにTPS7A4700+LT3045(×4)。クロックモジュールにはOCXOを搭載しています。
筐体のサイズは幅280mm 奥行230mm 高さ70mm。ポート部などの穴あけは全て手作業による加工です。
お客さまのご要望にあわせてアルミケースをチョイス。弊社のスイッチングハブよりも一回り大きく、より剛性の高いものとなります。内部はパーツを詰め込み過ぎず余裕があってとてもいいと思います。
ご依頼いただいたお客さまは近所にお住まいということで、他の商品の納品もかねてお邪魔してまいりました。
お客さまのPCには二系統のSFPポート(PCIカード)があり、メディアコンバーターを経由してDiretta target DST-00に接続されており、もう片方のポートは光ファイバーケーブルでルーター側に接続されています。
試聴結果
まずはノーマル品を試聴して音の傾向を確認。
次に予め数日通電していたスタンバイ状態の特注品にLANケーブルと光ファイバーケーブルを接続(OCXOはTCXOなどの一般的なオシレーターと違い安定するまでに一定の時間が必要)。
さて、再生を押した瞬間の暗騒音の違いからノイズフロアが下がっていることは明らかなのですが、音の荒々しい部分やカドが取れて聴きやすい音質になっています。低域の輪郭もより明確に聴きとりやすくなっておりノーマルのメディアコンバーターとの差は歴然でした。
電源のノイズに加えてクロックもノイズ源ですから、ローノイズ化することで初めてアイソレート効果が活きてくると思います。
続いてご注文いただいていたNOCX2 Pro(LTDモデル)を納品。メディアコンバーターとDST-00の間に接続しました。
バーンインしていない新品の状態ですからあまり期待していませんでしたが、サウンドステージが拡大し、埋もれていた音が次々と現れます。ほどよく柔らかさが加わり瑞々しいボーカルを楽しめるようになりました。
最後にFNF20(ファンノイズフィルタ)のデモをさせていただきました。
ケースカバーを開けるとすぐに取り付けられる位置にあり5分ほどの作業なのですが、今回はこれが最も改善度合いが大きく、エネルギーの乗り方、音の分離、レンジの広がりなど効果覿面でした。お客さまにも「これはいいですね。やはり上流は効きますね。」と高評価をいただきお買い上げいただきました。
今回お邪魔したお客さま宅は何度か伺ったことがあるのですが、今までで一番いい鳴りっぷりでお客さまにもご満足いただき、嬉しい一日でした。
さて、今さらですがファンフィルタについて記事にしていないことに気づいてしまいました。
ファンフィルタには大きく二つの役割があります。一つは「ファンが発するノイズを吸収する」こと、もう一つは「ファンに供給する電源ライン(12V)のノイズを減衰させ、バランスを整える」ことです。
旧型は村田製作所のEMIフィルタをベースに製作していましたが、今回は独自のパーツ構成によるフィルタ回路としています。
PCに供給する電源の質によって効果は変わってまいりますが、オーディオの回路などに使用する良質なパーツで構成しておりますので一定の効果は得られるかと思います。まずは一本お試しいただきたい商品です。
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前回の記事からOCXOが安定するまで約10日間置いて試聴してみました。
電源ケーブルはTPC-X1、BNCケーブルはサイバーシャフトさんの「50ΩBNCケーブル(RG58A/U)」を使用しています。
カスタムNIC(JCAT NET Card FEMTO)をテスト用PCに組付けた状態です。
4つあるPCIスロットは上から「JCAT NET Card FEMTO」「JCAT USB Card FEMTO」「PCIノイズシールド」「グラフィックカード」の順に並んでいます。
PCIノイズシールドは過去の記事でご紹介したものです。商品ページはこちら。
OSの起動は先に電源を入れたクロックとPCをBNCケーブルで接続してから行います。
現在のテスト用PCの起動ディスクは二つあって、Windows10とGentooplayerのデュアルブート環境にしていますが、今回はWindows環境(Roonサーバー)で聴き比べを行います。
※Gentooplayer環境でハードウェア(CPU、PCIカード類)を変更して動作させる場合はキーの再取得が必要
試聴結果
とても滑らかな音で全帯域の位相の乱れがピタッと落ち着いた印象です。サウンドステージの深さにも驚かされます。
私しか分からないことですが、最初に音が出たときのスタッフの「あぁ・・・」に私も頷くばかりです。
分析的に聴いてみると、これまでのシステムの低域に鈍さを感じるスピード感。とにかく音の立ち上がりが早くリアリティも大きく向上しています。フュージョンのベースのスラップ、ジャズではウッドベースの弦を弾く音や胴鳴り、バスドラムを打つビーターのアタック音。全てに空気感を纏った音に聞き入ってしまいます。
中高域の実在感は各段に増していて、ホログラフィックなサウンドを楽しめるようになりました。ソースの音の一つ一つがあるべき時間にあるべき位置で正しく鳴っているイメージです。こういう自然な音は長時間聴いていられますし、小音量でも充分音楽に浸れます。
何もカスタムしていないノーマルのカード(NET Card FEMTO)に戻して試聴してみます。
音の密度が薄くなり奥行きが減って窮屈な音場に戻ってしまいます。中低域の音の輪郭が曖昧になり多少の雑味を帯びていて、先の音を聴いたばかりに物足りなさを感じます。
外部クロック化したカードを100点とするならばノーマルのカードは75点といったところでしょうか。一聴して分かるこの差は非常に大きいです。5Vの外部入力だけでは超えられない壁が存在していることがよく理解できました。
ノイズ源であるクロックへの電源の供給元が別になることと、可聴帯域の位相雑音レベルが低いことで今回の音質向上が得られたのですが、これは弊社のスイッチングハブの開発やSoundgenicカスタムのときに得られたものと共通していて、オーディオシステムはアイソレートしない限り機器は繋がっていてノイズは伝わりますから、PCで高音質を突き詰めてゆくのであればクロックのローノイズ化は必須だと感じます。
さて、今回のカスタムには注意点があります。
NICの基板にSMBコネクタを付けると画像のように1スロット分では収まらず、約5mm程度はみ出してしまいます。
また、OCXOは通電してから安定するまでの一週間は本来のパフォーマンスが得られません。具体的には高域がギラついたり低域の出方が悪くなったりします。従いましてクロックは基本的に常時通電(PCの電源は切っていただいて構いません)となります。
ロープロファイルでご利用の方は、中継型(ジャックの付いたケーブルが出る格好)で製作ができるかもしれません。
ご希望があれば承りますが、OCXOの在庫が少なく流通量も僅かなため、5〜6件程度になるかと思います。
年末あたりまで特注モデルの製作や限定モデルの販売等の関係で納品できないかと思いますが、ご希望の方はお問い合わせくださいませ。
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誠に勝手ながら、弊社では下記の通り年末年始休業とさせていただきます。
お客様にはご不便をお掛けいたしますが、予めご了承いただけますようよろしくお願い申し上げます。
【年末年始休業期間】
2023年12月30日(土)〜2024年1月4日(木)
【ご注文の発送について】
12月25日(月)までにご注文いただいた商品につきましては年内に発送いたします。
12月26日(火)以降のご注文は、1月5日(金)より随時発送いたします。
※完全受注生産品など出荷準備に時間を要する製品は事前にお問い合わせくださいませ
【お問い合わせについて】
休業期間中、メールでのお問い合わせは受付をいたしますが、回答につきましては 1月5日(金)より順次対応させていただきますので、何卒ご了承の程お願いいたします。
PCを使ったネットワークオーディオでは定番のJCAT NET Card FEMTOには、Crystek社のCCHD-957というオシレーターが搭載されています。弊社のテスト機ではこれをOCXOに載せ替えて使用していました。
サイズの都合で選択肢が少なく、交換してみてちょっと良くなったかなという程度でした。カードからの給電ということもあり、結果としては今一つといったところです。
そこで今回は外部からクロックを入力させてみようという記事です。
外部化するために製作した基板にSMBコネクタを取り付け、PCIブラケットにBNCジャックを取り付けます。
BNCジャックの取り付けはロープロファイルでは厳しそうです。
こちらは25MHzを生成するクロック(OCXO)です。
サイバーシャフトさんにお願いして位相雑音・アラン分散など各種特性の計測を行いました。
25MHzですし高価なOCXOでもありませんから10MHzのクロックのような数値は出ませんでしたが、1Hzで-90.8dBc/Hz(メーカーのデータシートではMax-80dBc/Hz)、10Hzで-113dBc/Hz(Max-110dBc/Hz)というメーカーの公表値を大幅に上回る結果になっています。
CCHD-957はノイズフロアが極めて低いとのですが、データシートではどうなのでしょう。
25MHzのデータシートがないため近い周波数の24.576MHzのデータを見てみます。確かに高い周波数でのノイズレベルは低いのですが、10Hzでは-97.956dBc/Hzでした。
OCXOが落ち着いてからじっくりと試聴予定です。どうぞお楽しみに。
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下記のとおり販売方法および数量、予定日を変更いたします。
オリジナルLANケーブル NOCX2 Pro 2023 Limited Model
販売価格:30,250円〜
アップグレード:21,120円
(一次販売)2023年11月15日 / 限定数100
(二次販売)2024年1月下旬〜2月中旬頃 / 限定数100
(アップグレード)2024年4月頃 / 限定数100 / お一人につき1回限り
商品URL
https://www.shop-jspcaudio.net/shopdetail/000000000261/
※ 販売はお一人あたり2本までとさせていただきます(一次、二次通算)
※ 受注順に製作・発送を行うため、納品に最大で3ヵ月程度かかる場合があります
※ アップグレードの対象は、NOCX2、NOCX2 Pro、NOCX2 UGのいずれかとなります(初代NOCXは対象外)
※ アップグレード版のデカールはシルバーとなります
変更によりご迷惑をおかけいたしますことをお詫び申し上げます。
今回あらたに現行モデルをお使いの方に向けてアップグレードの枠を作らせていただきました。必要部材は多めに在庫しておりますが、長尺のご注文が多い場合は一時的に数量の調整を行う可能性がありますので、ご理解のほど何卒よろしくお願いいたします。
]]>ACラインコンディショナー、DCケーブルに続き、第三弾は大変ご好評いただいている「NOCX2 Pro」をベースに高級パーツを奢ったハイエンド志向の限定モデルとなります。
専用基板をリニューアルし、ドイツVACUUMSCHMELZE(ヴァキュームシュメルツ)社のVITROPERM 500Fコアでノイズ除去性能を向上させています。
今回の限定モデルでは、高いクリアネスを得るためにVishay社の超高精度箔抵抗(SMDタイプ)を採用しました。各パーツの微調整を重ね、どのようなシステムにおいても真価を発揮できるようチューニングを行い、一般的なLANケーブルでは不可能な音質改善効果を得ました。
ケーブルの枠を超えたサウンドを実現する弊社のLANケーブルをこの機会にお試しくださいませ。
オリジナルLANケーブル NOCX2 Pro 2023 Limited Model
販売価格:30,250円〜
販売開始日:2023年11月15日(一次販売)
販売数:300(お一人3点まで) 100(お一人2本まで)
【今後の販売予定】
(二次販売)2024年1月下旬〜2月中旬頃 / 限定数100 / お一人2本まで
(アップグレード)2024年4月頃 / 限定数100 / お一人1本のみ / 21,120円(税込)
※納品に最大で3ヵ月程度かかる場合があります
※アップグレードの対象は、NOCX2、NOCX2 Proのいずれかとなります(初代NOCXは対象外です)
(製品仕様)
ケーブル:1200MHz LSZHシース Cat7 +シールドスリーブ
コネクター:テレガードナー社製
ノイズコントロールボックス部:ABS樹脂
最小曲げ半径:約55mm
(商品ページ)
https://www.shop-jspcaudio.net/shopdetail/000000000261/
7周年の限定モデルは三回目のこれで最後となりますが、今回の製品コンセプトは弊社の7周年にふさわしく「超絶コストパフォーマンス」です。
ノイズコントロールボックスの初期の開発段階から高級パーツを取り入れた計画はありました。いざ組み上げてみると、良い音なのにどこか味気なかったり、システムの粗が目立ってしまったりと思うような音作りとならず、パーツの供給量の問題もあってお蔵入りしていました。しかし数年をかけて基板や回路の開発、パーツのマッチングが進むうちに押さえどころが判り、ようやく納得の音が得られたという次第です。
ちなみに超高精度の箔抵抗を使用したといっても音質に精度は関係ありません。金属皮膜、カーボン、巻線など色んなタイプの抵抗があって、その中でも箔抵抗は帯域特性に優れていて付帯音が少ないという点で採用しました。お値段は張りますが非常に高性能なパーツで、最近では某国産メーカーの高級クロックジェネレーターにリードタイプのものが使われていたと記憶しています。
今回の限定モデルは通常版(NOCX2 Pro)をお使いのお客さまでも明確に違いをお感じいただけるレベルに仕上げています。S/Nの向上幅が大きく、沈み込んだ背景から輪郭のある音像が浮かびます。懐の深さを感じさせるリッチな音ですが、細かいディティールもしっかりと表現できるケーブルです。
また、ネットワークオーディオでよく起こりがちな低域の量感不足や質感の改善にも向いています。厳選したパーツによって得られるリアルなサウンドをお楽しみください。
さて、この流れにのって通常版も2024年からバージョンアップさせたいと考えています。
もちろん販売価格はほとんど変えることなく提供させていただくつもりです。どうぞお楽しみに。
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弊社オンラインショップよりご注文いただきました商品のキャンセルにつきましては、当日の23:59まで受け付けております。ご注文日の翌営業日以降は、お客さまのご都合によるキャンセル等は一切お受けできませんので予めご了承くださいませ。
キャンセルのお申し出は「お問い合わせ」またはメールやお電話等でお願いいたします。
【受注生産・特注と記載した商品の製作について】
(クレジットカード決済・代金引換の場合) ご注文の確認後すぐに製作に入らせていただきます。
(銀行振込の場合) ご入金の確認後、製作に入らせていただきます。
弊社ではご注文からお届けまでスピーディーに対応できるよう、ご注文の受付後すぐに製作に入らせていただいております。ご利用環境やご要望にお応えできるよう細かなオプションを設定している商品(セミオーダー型)が多いため、製作に取り掛かった商品のキャンセルは原則としてお断りいたしております。
事情ご賢察の上ご理解いただけますと幸いに存じます。何卒よろしくお願いいたします。
]]>【ご購入前にいただくお問い合わせ】
なぜ硬いのですか?
弊社のLANケーブルはデータセンターやサーバールームなどで使われるグレードのものを採用しております。伝送特性に優れた単線導体であること、強固なシールドがされていること、LSZHシース(一般的なPVCシースなどと比べて非常に硬い)であること、シールドスリーブで仕上げていることで硬く仕上がっています。
オプションにない長さにできますか?
5cm単位で承っております。65cm〜75cmをご希望の場合は80cm、85cm〜1.15mをご希望の場合は1.2mと同額となります。ご注文の際はオプション(長さ)でご希望の長さよりも長いものをお選びいただき、ご注文画面にある「備考欄」にご希望の長さをご記入ください。
長さとはケーブル部分のことでしょうか?
コネクターを含む(先端から)の全体の長さとなります。
曲げ半径とは何ですか?
ケーブルを曲げたときにできるカーブの半径を指します(屈曲半径)。曲げ半径を推奨値以下で接続した場合、伝送効率が低下したり、正しいパフォーマンスを得られないことがあります。
ノイズコントロールボックスとは何ですか?
弊社のLANケーブルはSTP接続(機器同士のフレームグラウンドをシールドで接続する方式)を前提としたケーブルを使用しており、通信を行う8本の線のほかにシールドといわれる導体で構成されています。シールドはケーブル内部の輻射ノイズや外部から受けるノイズを抑制する効果があります。
STPケーブルのシールドはコネクター部のシェル(金属部分)を通じて機器同士のフレームグラウンドが接続されることで通信品質を保ちますが、同時に機器が発するノイズも流れてしまいます。この機器間に往来するノイズを抑制させるための装置が「ノイズコントロールボックス」です。小型のトロイダルコア、コンデンサなどの受動部品で構成されたパッシブ型の回路で、一般に言われる仮想アースとはコンセプトも効果も全く別のものです。
テレガードナー社のスイッチングハブで使用できますか?
日本テレガードナー社のM12 SWITCH IE GOLD、M12 SWITCH Magic、M12 SWITCH PREMIUMなどにご使用いただけるようオプションをご用意いたしております。商品ページのオプション(コネクター変更)から「M12-X」をお選びください。
【ご購入後にいただくお問い合わせ】
ノイズコントロールボックスは何年も使えますか?
ノイズコントロールボックスに使用している受動部品には寿命という概念がないため永くご使用いただけます。
使っているケーブルが長いので短くできますか?
可能です。費用や納期等はお問い合わせくださいませ。
使っているケーブルが短いので長くできますか?
可能ですがケーブル部の再製作となるため本体価格よりも割高になることがございます。
コネクターが壊れてしまった
新しいものに交換が可能です。費用や納期等はお問い合わせくださいませ。
]]>
平素は格別のお引き立てをいただき、厚く御礼申し上げます。
さて、この度弊社では永らくご愛顧いただきました下記製品の販売を終了させていただく運びとなりました。
販売終了日:2023年9月30日
PC関連パーツ:PCファンノイズフィルター FNF10
販売終了に伴うご不便に関しまして、お客さまに深くお詫び申し上げると共に、引き続き弊社製品に一層のご厚情を賜りたく、お願い申し上げます。
創業時からのロングセラー製品のひとつ「FNF10」の販売を終了いたします。
「付けておくと何か安心」というお声もあれば、「確実に音質は向上する」というお声まで様々なご意見を頂戴してまいりました。永らくご愛顧いただきありがとうございました。
私も個人的に気に入っていた製品でしたが10月からモデルチェンジすることといたしました。
次回モデルは自社開発のEMIフィルタを採用し、従来モデルよりも高音質化を図ることができています。どうぞお楽しみに。
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DST-00 マルチインプットモデル
ご予約数がある程度まとまってまいりました。
残り3台ほど(または9月12日)で今回のご予約の受付を締め切る予定です。
残り1台となりました(9/5現在)
2023/9/8をもって受付終了しました
詳細はこちらから
http://blog.jspcaudio.net/?eid=478
Soundgenicカスタム
2023年版として新たに受付を開始いたしました。
今回のカスタムでは銅板シールドに代わって大型で厚いスチール製のシールドを組み込み、トランスからの磁束の影響を最小限に抑えます。
基本構成は前回のカスタムと同様TPS7A4700を使用したローノイズ電源、特注Rコアトランスなどを使用したものとなります。
オプションで「超ローノイズ電源モジュール」「OCXOクロックモジュール」もお選びいただけるよう設定いたしました。
10台限定のサービスですので、ご検討中の方はお早目にお手続きくださいませ。
https://www.shop-jspcaudio.net/shopdetail/000000000182/
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先日はハイファイ堂の取締役である越濱様にデモの機会をいただき、同社の福岡店にて弊社が製作したDST-00関連の製品を試聴いただきました。
ご存じの方も多いと思いますが、同社は全国に四店舗を構えヴィンテージ機や銘機といわれるものから最新の機器まで幅広く買い取り販売をされている会社です。
今回はTANNOY Arden、LUXMAN SQ38FDにセットして試聴させていただけることになりました。
弊社が持参した機器
・DAC Nmode X-DU3(X-PS3 + PPM-01 + DLC-S1)
・スイッチングハブ(HFS1155 HPチューニング・電源アップグレード版)
持参したケーブル類
・DCケーブル DCC1-LE
・DCケーブル DCC1
・LANケーブル NOCX2 Pro
・HDMIケーブル AudioQuest Pearl48カスタム(コントロールボックス付き)
・LANターミネーター NLT2-LE
試聴にあたってご用意いただいたのは、ノーマルのDST-00(R4)、外部クロック入力付きのDST-00-CTの二点。
各機器に接続する電源ケーブルは特別なものは使わず、一般的な純正ケーブルのようなモールドタイプのケーブルをお借りして接続しました。
再生環境はfidataアプリを使用したコントロール、SoundgenicからDST-00へDiretta伝送を行いDACとI2S接続、というシンプルな構成です。
試聴はノーマルの状態、外部クロック入力モデルにマルチインプットモデルに搭載したクロックを入力した場合、オリジナルの専用電源と付属電源の比較、HDMIケーブルの比較、LANケーブルの比較、そしてマルチインプットモデルでの再生という流れで行いました。
以下、facebookコミュニティ『極☆ネットワークオーディオ(承認制)』に投稿された記事より転載
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JSPC版Diretta DST-00 I2S LDVS 試聴
今日は高品位LANハブで有名なJSPC Audio代表の神宮さんにご来社頂きました。目当ては最近完成されたDST-00。今回はRoon Serverを用意して無かったためJSPC製SoundgenicのMedia Serverから直接Diretta出力し試聴しました。コントロールアプリはfidata app、I2S DACはNmode ES9028proの構成です。
率直に驚きました。音が出た瞬間、漲るエネルギー感にやられました。分離電源だけでここまで違うのか?私も色々なDST-00を聞いてきましたが今回は次元が違います。予想を超えるブロンバーグのキレ、スピード。崎川さんが奏でるチェンバロの驚くべき透明感と歪みの少なさ。岩崎宏美の優しく沁みる艶のある声。決して派手ではありませんが、どれも丁寧な音作りが印象的でした。
今回は中も拝見しましたが、使われているパーツ群、丁寧に加工されたシャーシ、拘り抜かれたシールドやフィルター、ネジの1本に至るまで神宮さんのエッセンスが注入された本気の一品でした。本機はDiretta DST-00とJSPC加工費合わせて40万円(DST-00を持っている人は28万円)とお値段はそれなりですが、ここまで完成度の高いネットワークトランスポートはなかなか無いのではないでしょうか。
その後、同社のLANターミネーターやLANケーブルも試聴させて頂きましたがどれも効果が高く、透明感や空気感を大事にされる方にはオススメ出来ると思いました。お問い合わせはJSPC Audioさんへ直接聞いてみて下さい。
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Diretta DST-00の底知れぬポテンシャルに触れ、カスタムを始めて良かったと改めて実感すると同時に、試作品のパフォーマンスを認めていただき胸が熱くなりました。
弊社の製品作りに対する思いから製品の仕様や回路のことまで細かく話を聞いてくださり、またDST-00の開発秘話や今後の展望なども伺い共感することも多く、これからの弊社のモノ作りも一層濃いものになっていけると確信した次第です。
デモの機会をいただけましたこと、この場を借りてお礼申し上げます。
マルチパワーインプットモデルの試作品はスタッドが丸見えでしたので、新しい仕様のフロントパネルに交換して持参しました。
フロントパネル左側には後付感のない内部実装型のスイッチを組み込む予定としています。
デモ当日は半日があっという間に感じるほど有意義な時間でした。私のような若輩者が言うのもおこがましいのですが、越濱様はとてもセンスの良い方で切り替えも早く、当然に音に対してもシビアで的確にコメントなさる素晴らしい方でした。是非またお会いしたいと思っています。
さて、先週は広島にお住まいのお客さま宅でDST-00マルチパワーインプットモデルの試聴会をさせていただいたり、Soundgenicカスタム(アップグレード版)のデモを行ったりしてまいりました。
お声がけいただければ全国どこへでも可能な限り訪問させていただきたいと考えています。お気軽にご連絡くださいませ。
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昨日あるお客さまからお電話をいただき「御社のLT3045モジュールの実力がわかってる人ならお得に感じるかもしれないが、知らない人は割高に感じるかもしれない」とのご指摘をいただきました。
また、接続されるDACによってはパフォーマンスを発揮できない可能性もあります。
そこで一晩考え社内で検討した結果、次のように構成を見直しました。
超ローノイズレギュレーターモジュールは5V生成ラインにのみ適用し、3.3Vのラインはオプションとしました。
3.3VラインはTPS7A4700をベースにしたローノイズ電源で生成します。これでも充分に独立電源化の効果をお感じいただけます。
以上の構成に変更した新しい製作費用は以下のようになります。
基本代金 205,168円
(オプション 1)
ケースカラーをお選びいただけます。
・シルバー +0円
・ブラック +3,850円
(オプション 2)
超ローノイズレギュレーターモジュールを追加することができます(最大5)。
・追加なし +0円
・クロックのみ(+2) +36,220円
・クロックとI2Sインターフェース(+4) +66,550円
・全て(+5) +83,303円
(オプション 3)
DST-00本体のベースプレートおよびスイッチング電源部のスチール隔壁に電磁波シールド塗装を施します。
・なし +0円
・電磁波シールド塗装 +4,180円
(オプション 4)
背面パネル部から他の機器へローノイズ電源を出力することができます。
・なし +0円
・DC5V +19,250円
・※10MHzクロック出力 +45,100円
(矩形波 出力電圧2.8V インピーダンス50Ω)
※10MHzクロック出力はDACなどの機器にご利用いただけます(別途50ΩのBNCケーブルが必要です)。
<<オプションをお選びにならなかった場合においても、後日アップグレードできるよう商品としてサービスをご用意いたします>>
フルに詰め込んだハイスペックな仕様でお客さまを置いてけぼりにしていました。
確かにお客さまの仰るとおりで、環境やニーズに合わせてメニューをカスタマイズできるほうが私がユーザーだったとしても助かります。弊社のプランニングは間違っておりました。
オプション2の補足説明をさせていただきますと、DST-00の仕様は図のようにクロック(×2)、I2Sインターフェース(×2)、e-Paperディスプレイ、と5つのラインに分けて3.3Vを入力できるようになっています。それぞれ超ローノイズ化できるようにオプションを分けました。クロックのみの適用でも音質はぐっと上がります。I2Sインターフェースまで入れていただくとほぼ完璧です。
デフォルトの3.3Vラインの生成はTPS7A4700電源モジュールで行います。
これは弊社のスイッチングハブで使用してきたもので実績があります。高域の歪み感がでてしまう積層セラミックコンデンサは使用せず、オーディオ専用に開発したものです。最初に採用してから5年経ちますが、少しずつ仕様を変えだいぶ成熟した感があります。
一般的な可変レギュレーターを使用したリニア電源よりも低いノイズレベル・高リップル除去率であることに加え、SiCダイオードなど厳選したパーツを使用しておりますので、DST-00の独立電源化においても充分にパフォーマンスを発揮できます。
半完成版(DST-00を組み込まない状態)でのお渡し等のご相談にも応じますので、お気軽にお問い合わせくださいませ。
]]>これまでの検証と試聴の中で多くのご要望をいただき、以下の3つの製作サービスを開始することといたしました。
専用電源製作(2出力)
DST-00のポテンシャルを最大限引き出すために試作を繰り返し、調整を重ねて完成した専用電源です。
ローノイズスイッチング電源がベースの5V出力、リニア電源の3.3V出力の構成。それぞれLT3045超ローノイズレギュレーターモジュールを搭載することでベストな電源環境を実現します。
寸法(幅W×高さH×奥行D)(mm) 250×66×200
入力 AC100〜115V
出力 DC5V / 3.3V
製作代金 95,916円
(主な仕様)
・スイッチング電源+リニア電源の電源構成
・DC系列全てにLT3045レギュレーターモジュールを使用した超ローノイズ な電源供給
・銅メッキビス・スペーサーを使用(一部除く)
・シールドケーブル、トランスカバーなどを使用したノイズ対策
・電源スイッチ付きIECインレット
・ケース前面に取り付ける電源LEDはオプション(+1,320)
※9月中旬からサービス開始予定
※画像のIECインレットは試作時のものであり実際のものとは異なります。
※ご注文をいただいてから製作させていただくため、納期に約10〜14営業日程度を要します。
専用電源製作(3.3V)現在製作中
2出力電源の3.3Vラインだけをケーシングしたコンパクトなモデル。
5Vより先に対策されることをお勧めします。
寸法(幅W×高さH×奥行D)(mm) 111.2×65.8×200
入力 AC100〜115V
出力 DC3.3V(最大1A)
製作代金 51,971円
(主な仕様)
・TPS7A4700+LT3045の超ローノイズ構成
・電源スイッチ付きIECインレット
・ケース前面に取り付ける電源LEDはオプション(+1,320)
※9月中旬からサービス開始予定
※ご注文をいただいてから製作させていただくため、納期に約10〜14営業日程度を要します。
マルチインプットモデル製作(要予約)
2023/9/8をもって受付終了しました
先日の記事でご紹介したDST-00の各デバイスに専用電源回路から供給させるためのカスタム。最高のターゲットデバイスを実現するために細部まで拘ったスペシャルな逸品です。DST-00をお預かりして組み込みを行います。
寸法(幅W×高さH×奥行D)(mm) 430×330×90
入力 AC100〜115V
基本代金 288,471円 2023/8/10 基本代金およびオプションの見直しを行いました 詳細はこちら
(オプション 1)
ケースカラーをお選びいただけます。
・シルバー +0円
・ブラック +3,850円
(オプション 2)
DST-00本体のベースプレートおよびスイッチング電源部のスチール隔壁に電磁波シールド塗装を施します。
・電磁波シールド塗装 +4,180円
(オプション 3)
リアパネル部から他の機器へローノイズ電源を出力することができます。
・DC5V +19,250円
・10MHzクロック出力 +45,100円
矩形波 出力電圧2.8V インピーダンス50Ω
(主な仕様)
・スイッチング電源+リニア電源の電源構成
・それぞれの電源系統にナノ結晶コモンモードチョークコイルを使用したACフィルタの組み込み
・DC生成部全てにLT3045レギュレーターモジュールを使用した超ローノイズ な電源供給
・銅メッキビス・スペーサーを使用(一部除く)
・シールドケーブル、トランスケース、隔壁などを使用したノイズ対策
・フロントパネル部の電源スイッチ・LED(画像の試作機にはありません)
(第一回製作)
メールでのご予約受付(本日より) → 受付締め切り(9月中旬頃)
→ Webよりご注文(9月下旬頃) → 製作 → 納品
【ご予約】
※お客さまのDST-00を弊社へお送りいただく必要があります。数日のお預かりで納品できるよう着日指定などのスケジュール調整にご協力をお願いする可能性があります。
※ご購入になられたDST-00を弊社へお送りいただいても構いません。
※ご予約は早期に終了する可能性があります。
※受注台数によって数か月お待ちいただく可能性があります。予めご了承ください。
※基本代金は弊社が予想販売数をもとに算出したものです。ご予約数が想定数を上回った場合、販売価格を見直して提供させていただく可能性がございます。
その他
・電源スイッチは5Vにのみ適用し、クロックなどの3.3Vは常時通電とすることもできます。
・スイッチング系統、リニア系統それぞれにインレットを取り付けてAC入力を二系統にすることもできます。
・DCラインにフィルター(DLC-S1相当)を挿入することもできます(最大6つ)。
専用電源はやはりスイッチのお問い合わせが多く、「背面で構わないので付けてほしい」というお声が多かったことから設定させていただきました。あわせて電源LEDはオプションで設定させていただけるようにいたします。
マルチインプットモデルについてたくさんの反響をいただきましたこと、この場を借りてお礼申し上げます。
今回は第一回製作分として行います。受注数が多く基幹的な業務に支障が出そうな場合は早期に受付を終了することがありますので予めご了承ください。
]]>
アルミインシュレーター(フット)を装着し、意匠のDirettaロゴ(e-Paper)を中央に配しました。
e-Paperはキズやほこりの侵入を防ぐためにポリカーボネートで窓を製作して前面パネルにセット。
※窓の周りに丸いものが見えますが、これはシャーシ製作時の指定ミスによるものです(今後製作するものにはございませんのでご安心ください)。
本体背面です。
後々他のデバイス(DST-00の後継機など)への組み替えができるようパネル(アルミ製・2.5mm厚)を介した取付としました。
今回はデモのためにBNCジャックを取り付けています。これは内部にOCXOモジュールを組み込んでおり、10MHzのクロック信号を出力できるようにしたものです。
内部画像です。
ACインレットから入力されたAC100Vは二つに分かれてそれぞれACフィルタ(ナノ結晶コモンモードチョーク)を通り、一つはスイッチング電源系統、もう一つはリニア電源系統へ接続されます。主要な経路には産業用シールドスリーブを装着し、一つ一つグラウンド処理を行いました。
スイッチング電源は上部中央に見える四角い箱状のもので、5Vメイン電源、e-Paper用電源、外部クロック出力用電源の3系列を生成し、出力はそれぞれLT3045モジュールで行っています。
また、スイッチング電源と電源ブロックの間には1.6mmのスチール平板で隔壁を作り、電磁波シールド塗装を施しました。
リニア電源系統は二つのシールドされたトロイダルトランス(黒く丸いもの)から3.3Vを4系列生成し、ここでもやはり出力はLT3045モジュールで行います(現在モジュールは接続先に合わせて若干仕様を変えています)。
DST-00本体は電磁波シールド塗装をした2.3mm厚のスチール板に固定して装着。
各電源から接続するケーブルは基本的にシールドタイプを使用しグラウンド処理をするなどノイズ対策を徹底しました。
製作コストは考慮せずこれまでのナレッジとノウハウを詰め込んでみました。
本音を言えばやりたかったことはもっとありますが、今回の試作はこれで完成です。
試聴結果
パワーアンプをBTL接続にしたときのような圧倒的なエネルギー感、リスニングルームを埋め尽くす音場の広さ、有機的で濃密な音色、音の正確性を感じさせるスピード感、想像の範疇を大きく超えています。これぞ高級オーディオの音です。
帯域ごとに感じたことを書いてみます。
【高域】
文句のつけどころがありません。よく伸びていて消え際も素晴らしいです。「痛い」「響く」「刺さる」などは皆無で、ちょっと煩く感じていた音源ですら難なく聴けてしまいます。機器上流の解像度が増すと聴きづらくなりがちな音源が逆に聴きやすくなってしまうのには驚きました。
特に印象に残ったのはオーケストラのトライアングルです。小さな音量にも限らず芯が通っていて引き際まで美しく、そしてそれがぶれずにしっかりとあるべきところに定位することです。
【中域】
先に申し上げたようにとにかく有機的です。ヴォーカルの口の開き具合、ギターのストロークの動き、ドラムセットの揺れが想像できるくらいにリアリティ豊か。「生々しい」とはこういう音に使いたいです。
左右の幅、上下の高さ、前後関係全てにおいて情報量が増えることでリスニングルームが音で満たされます。正確性を感じる音は反響音にすら美しさを感じます。
【低域】
生の楽器の音や"ある一定の域に達したシステム"はこういう音の出方をします。
ローエンドは沈み込むのではなく、瞬時に湧き上がって聴き手を震わせます。とにかく音が早いのです。床を伝わってくるものよりも先に鼻腔や喉、食道あたりを震わせ、耳と身体で低域と認識する、そんな音です。スピーカーのセッティングによって似たような音が出ることもありますが、それとは本質的に違います。雑味のある低域はスピーカーの周りで振動し、こちら側に何も訴えかけてきません。
マルチインプットモデルではBrian Brombergがより深く魅力的に聴こえ、Requiem Dies iraeのティンパニのアタック音と振幅が身体を揺さぶります。
さて、このマルチインプットモデルは公開後多くの方からお問い合わせをいただいております。
これからカスタムを受付するとなると、小ロットでバラバラに製作することとなり、サービス単価を下げることができません。
そこでまずはこの試作機をひっさげて、東京、大阪、名古屋、福岡で小規模の試聴会ができればと考えていて、ご予約が一定数に達したときにまとめて製作としたく思います。見て触れて聴いていただき、良さをお感じいただければ幸いです。
とはいえ弊社は九州福岡でひっそり営業している上、販売店をもたない直販形態をとっているため、横のつながりもありません。
つきましては、個人のお客さまでご友人などをお誘いいただくなどご協力いただける方がいらっしゃいましたら是非お願いしたい次第です。
ご希望があれば、他の地域も検討いたします。ご興味がおありのショップさまなどあればご一報くださいませ。
カスタムのきっかけとなったDST-00を開発された原田さまに心より感謝申し上げます。
ネットワークを利用したオーディオは更に高みにいけると改めて確信しました。
DST-00が弊社に届き、マルチインプット計画を始動、寝不足で設計した結果、背面パネルの寸法を間違えたり指定を間違えてスタッドボルトにしてしまったり見苦しいものをお見せしてしまいました。
試聴結果だけ見るとアンプやスピーカーのインプレッションのように見えますが、間違いなくDST-00のものです。
今回は上流の機器のS/Nが大きく上がることで、アンプがアナログ変換された信号に含まれるノイズを増幅しなくなるため、スピーカーがフルにドライブさせられているのがよく分かりました。むしろ、スピーカーが追いついていない感すらありますし、スピーカーとベースに限界を感じます。直接音でサウンドチェックをしたいニアフィールド党としては悩ましいところです。
昨日はお近くのお客さまのところへDST-00専用電源やHDMIケーブルを持ってお邪魔しました。やはりお客さまと直接接してご意見をいただけるのはとてもありがたいことで、もっとこういう機会を増やさないといけないなと思いました。
今月の20〜21日は別件で広島市へ出張の予定です。ご希望の方がいらっしゃいましたらお持ちいたしますのでご連絡くださいませ。
次回はマルチインプットモデルの予定仕様について。
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純銅製アンダープレートにつきまして、欠品が続き大変ご迷惑をお掛けいたしております。
このたび再販が可能となりましたので、お知らせいたします。
ATX用
https://www.shop-jspcaudio.net/shopdetail/000000000186/
Micro-ATX用
https://www.shop-jspcaudio.net/shopdetail/000000000187/
Mini-ITX用
https://www.shop-jspcaudio.net/shopdetail/000000000241/
※出荷は8月下旬頃となりますので、予めご了承くださいませ
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6月の「OTOTEN 2023」で新型の発表があり、Amazonミュージックに対応するということで個人的にも心待ちにしています。
さて、今回はそんなSoundgenic(現行モデル)をカスタマイズしたものをさらにアップグレードするという記事です。
結論から申し上げますが、音は期待以上に良くなります。
(電源アップグレードのみ)
スイッチングハブのアップグレードで体感なさった方ならお分かりいただけると思いますが、これまでの電源(レギュレーター)のノイズレベルを1/10にするということは単にS/Nが上がるだけでなく、一音一音の分離が進むことで分解能が上がり、奥行きが増して余韻が数倍美しくなり、音質が飛躍的に向上するということです。さらにこのモジュールはFG回路にもこだわっていますので、同じICで作った電源基板とは違いが出るかと思います。これだけでも充分に上質な音です。
(電源アップグレード+クロック交換)
今回使用したオシレーターは110dBc(10Hzオフセット)のOCXOです。新たに設置する電源+超ローノイズレギュレーターで動作させますので、SSD用の電源、メイン基板用の電源、クロック用の電源がそれぞれ独立する形になります。
DACに低位相ノイズのクロックを導入すると滑らかさが増すように、本機でもジッタが減る訳ですからやはり「滑らかさ」と「瑞々しさ」が加わります。今まで聴いていた音に粗さがあったのだなと改めて感じます。
アップグレード費用
電源アップグレードのみ 35,838円
…超ローノイズレギュレーターモジュール二基(5V・12V)を組み込みます
クロック交換のみ 48,950円
…メイン電源基板(TPS7A4700)+オシレーターモジュールを組み込みます
電源アップグレード+クロック交換 84,788 → 81,788円
…二つ同時にご依頼いただいた場合3,000円OFF
※価格は全て税込の表示価格
※製作代金は2023年8月現在のものです。市況の変動等により変更する場合があります
受付ページ
https://www.shop-jspcaudio.net/shopdetail/000000000257
納期は弊社に到着してから約3〜4営業日での出荷を目処にお考えください。
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こちらはノーマルの内部画像。左側に6Vを生成する電源が組み込まれています。
このようにカスタマイズさせていただきました。
電源の入力部はアルミで製作し、内径2.1mmのDCジャックを取り付けています。
通常はここまでのご相談が多いのですが、今回は内部にある電源を取り外し6Vに設定したレギュレーターモジュールを組み込んでいます。消費電力が非常に少ないため接続する電源は7.2V程度でも充分に対応できます。
本体は5Vの入力で問題なく動作するため、レギュレーターモジュールを組み込まずに外部電源化のみの施工もお勧めです。
外部入力化(パネル製作込み):8,580円(税込)
外部入力化(パネル・モジュール組込):34,595円(税込)
※製作代金は2023年8月現在のものです。市況の変動等により変更する場合があります。
(2023/8/3追記)
スムーズにご依頼いただけるよう商品ページをご用意させていただきました。
https://www.shop-jspcaudio.net/shopdetail/000000000256/
今回は最近オーダーの多いPPM-01の基板を組み込んだMC-3+USBの話題でした。
USB接続の救世主とも言える銘機で今でも多くのお客さまが愛用されています。特に10MHzの外部クロックを入れた音は「USB接続ってこんなに良かったっけ」と思わせてくれるほどです。
さて、今月はLANターミネーターのNLT2とNLT2-LEが5%OFFです。
この機会に是非ご利用くださいませ。
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基本構成は図のように【5V系統】はローノイズスイッチング電源がベース、【3.3V系統】はリニアという構成です。
スイッチング電源のパワー、リニア電源の静けさと滑らかさ、二つをミックスしたまさに良いとこどりの電源です。
3.3V系統のトロイダルトランスはスチールのカバーに収めました。ノイズの飛びつきを防ぎ、漏れ磁束を抑える効果があります。
銅メッキのビスや支柱、シールドスリーブ、5V系統の一次側にコモンモードチョークを使用するなど細部までこだわりました。
画像の試作機では出力部にDCジャックを取り付けていますが、ご要望にあわせてロッキングタイプのDCジャックやGX-16、Power-DIN、ケーブル直出しなどへの変更が可能です。
これまで試聴で聴いてきたものよりもワンランク上の音質です。全域にわたって彩度が増し、細部まで音の輪郭を表現できる音となりました。
特にずっしりと芯の通った解像度の高い低域は聴いていて非常に心地よく、ローエンドから80Hzあたりまで音全体の骨格を作れているなという印象です。
さて、この電源は事前に打ち合わせを行った上で、委託を受けて製作するという形式でのご提供を考えています。
製作代金は95,916円(税込)、納期は約1ヵ月程度です。
近日中にオンラインショップに掲載し、そこから発注いただけるようにする予定です。
寸法(幅W×高さH×奥行D)(mm) 250×66×200
入力 AC100V
出力 5V / 3.3V
〜〜〜〜〜〜〜
DST-00マルチインプットモデル(6電源版)も同時進行していて、先日組み上がりました。
今はバーンインをしていまして、あと数日で慣れてくるかなといったところです。細かい調整項目をクリアしたら詳細を記事にしたいと思っています。
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弊社ではi2Sに限らずHDMIケーブルは以前からAudioQuest社のPearl48を使用しています。
Pearl48はAudioQuest社のケーブルラインナップでエントリークラスにあたり、1mのもので5千円台で販売されています。
このケーブルの採用基準は「シールドの材質」です。
これまで数十本のHDMIケーブルを試し検証してきた結果、シールドの材質が音質を左右する重要なポイントであることが判っています。規格や使用されている導体などには特にこだわっていません。
シールドの材質はメーカーによって様々で、アルミやすずメッキ銅、銀メッキ銅、編組や横巻きなど色々な種類があります。
求めているのは無メッキの銅の編組または横巻きなのですが、これが市場では少ないのが現状です。
その中でもPearl48は条件を満たしていて、採用の決め手となっています。
さて、弊社ではHDMIの経路のシールドは「カット」または「ノイズコントロールボックス」での接続をお勧めしておりまして、今回のi2S接続についても検証してみました。
ノイズコントロールボックスとは弊社独自の回路を組み込んだパッシブ型の装置で、シールドの効果はそのままに機器間のフレームグラウンド(シールド)の電位差を利用することで、機器間に流れるノイズを低減させ音質を改善するものです。弊社製LANケーブル、FireWireケーブル、USBケーブル等に採用しており実績があります。
今回用意したものは以下の3種類です(全て60cm)。
?未加工のもの
?シールドをカットしたもの
?ノイズコントロールボックスを装着したもの
なお、今回のノイズコントロールボックスにはアルファエレクトロニクス社の箔抵抗を使用し、各部品の定数を変えています。
試聴結果(試聴順)
?試聴で聴きなれた音です。
?ざわつきが大幅に減りノイズフロアが下がります。とても聴きやすい音ですが定位や音場に変化はみられず。
?音がどんどん飛んできます。音場も数段拡大されていて、ボリュームをひとつ下げるとS/Nの改善、彩度と温度感のある音になっていることが確認できます。
?飛んでくる音の量が減ってしまい寂しさを感じます。バランスよく聴こえますが、?を聴いたあとだと物足りなくなってしまいます。
?ノイジーに感じます。?が聴きたくなります。
?リスニング環境が音の海のようです。音を聴くというよりも聴かせてもらっているという状態です。
やはりここでもノイズコントロールボックスが活躍してくれました。RC-HDMIとはパーツや定数を変えていますので、より高解像度でバランスの良い音となっています。
Pearl48のカスタムケーブルの販売はいたしませんが、ケーブル持ち込みでコントロールボックスの取り付けは可能です(AudioQuest Pearl48のみ)。
NOCX2 ProやRC-HDMIと同じような効果ですので、ご興味がおありの方はこちらのお客さまのレビューもご覧ください。
NOCX2 Pro(LANケーブル)
https://www.shop-jspcaudio.net/shopdetail/000000000189/
RC-HDMI(中継型HDMIアダプター)
https://www.shop-jspcaudio.net/shopdetail/000000000191/
DST-00に関する企画は「専用の外部電源」「独立電源化」と残すところあと2つとなりました。
関連するお問い合わせが多く、記事をお待ちになられている方も多いかと思いますので、なるべく早く公開しサービス化できるよう進めてまいります。どうぞ宜しくお願いいたします。
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(試聴の条件)
・全て一つの電源タップに接続し、電源ケーブルは全て同じものを使用。
・それぞれの電源に0.5Aの負荷をかけておき、暖まった状態で接続。
・オーディオボードにセッティングした状態で実施。
・DCケーブルはDCC1を使用。
視聴結果
?小型リニア電源(5V1A)
低域にほんの僅かに荒さを感じるが、広がり方や押し出しのバランスは良好。
音の張り出し方にムラがあり控えめでおとなしい音。無難な音ですが、DST-00を駆動させるにはパワーが不足しています。
?リニア電源(5V2A)
今回の企画のために作ったもの。
一聴すると華やかで聴きなれた音。中域から高域にかけての艶が素晴らしいが、低域にやや詰まり感があり音離れはもう一歩。ベースの電源は数倍の余裕をもたせて作っているものの、大人しい音に。やはりこれでもパワー不足を感じます。
?ACアダプター+リニアレギュレーター(5V2A)
ほんのわずかに高域が歪みを感じるが、音の張り出し方、帯域バランスはよい。
幅も奥行きもそれなりにあっていい音なのですが、DST-00のパフォーマンスを完全に引き出せているとは言えません。
?組込型スイッチング電源+リニアレギュレーター(5V2A)
リニア電源よりも高解像度、レンジ、奥行き、幅どれも申し分なくバランスがいい。
中高域にほんの僅かな艶がありつつも、総じて端正な音。一音一音が立っていてDST-00との相性は最良だと言えます。
ソースを問わずしっかりと鳴らしきってる印象しかありません。
これらを良かった順に並べると
? >> ? > ? >> ? >>> 付属電源 となりました。
スイッチング系はパワーがありますので当然音の押し出しも強くなり、リスニング環境を音で満たしてくれます。逆にリニア系は良く言えば上品・華やかですが、音離れの悪さが目立ってしまいます。
参考までに他社のリニア電源も試聴してみました。全体のバランスで言えば?と?の中間程度ですが、解像度やクリアネスにしぼって聴くと?に劣ります。
次に一番良かった『?組込型スイッチング電源+リニアレギュレーター(5V2A)』をDST-00の5V入力へ、『?リニア電源』の3.3VをDST-00の3.3V入力へ接続してみます。
視聴結果
5Vはスイッチング電源ベース、3.3Vにリニア電源の構成。
全員一致で文句なしにいい音という意見。
背景と音のコントラストが際立つことで全体的にざわっとした感じがなくなり、彩度・解像度が高く深みがある音。
どのソースもしっとりと聴かせてくれます。一音一音の滑らかさが増していて細かな音の粒がリスニングルーム内の空気に溶け込むような印象です。
昔経験したRaspberry-Piと同様、やはりDST-00のメインのボード(Orange-Pi)のようなコンピューティング機器(特にマルチコアCPU)に電源を供給する場合においても、ローノイズであることに加えてスイッチング電源のように瞬発力のある過渡応答性の高い電源でないとポテンシャルを引き出せないことがわかります。
リニア電源の場合、メインとなる部分には少なくとも要求される出力の5倍以上の設計が必要だと思われます。今回のDST-00をリニア電源でしっかり駆動させたい場合、7.5A〜10Aクラスで設計された電圧変動が起こりにくいものが必要となるかもしれません。
対して3.3V側にはそこまでの能力は必要なく、1〜1.5Aのリニア電源で問題ありません。3.3V側はクロックやi2S出力などがあり非常にセンシティブな回路ですから、良質なリニア電源を奢ることにはとても意味があります。
コストに限定すればやはり『分岐ボックスにDCジャック取付』+『?ACアダプター+リニアレギュレーター(5V2A)』です。付属電源からランクアップするにはこれが一番ではないでしょうか。高域にわずかに感じる歪みはノイズフィルター的なもの(弊社ではDLC-S1)を入れると気にならなくなりますし、付属の電源よりも遥かにいい音が楽しめます。
次のステップとして「?を本体の5V入力」へ、「1〜1.5A程度のリニア電源を本体の3.3Vへ入力」へ、という方法が費用も安く抑えることができお勧めです。
逆にコストパフォーマンスが一番悪いのはオールリニア電源です。アナログ回路や単純なコンピューティング機器には対応できますが、高速回路に追従できる能力を得るには様々な工夫、時間とコストが必要となります。
よって結論として、弊社ではDST-00にとって「5V側にスイッチングベースのローノイズ電源、3.3V側にリニア電源」がベストな選択肢であると考えます。
お手持ちのDST-00の能力を最大限に発揮させるための一つの材料になれば幸いです。
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先月の導入の記事からお問い合わせが多くなっているDST-00について、使用感やカスタマイズについて数回にわたり記事にいたします。
まず、再生環境について。
I2S受けができるDACの選択肢が少ない中、旭化成社の最新のDACチップ(AK4499EX)が使われているGUSTARD A26に期待したのですが、I2SでもUSB接続でも思ったような音が出ず。
各種設定を変更し、外部クロック(10MHz)を入力すると滑らかで上品な音になるのですが、私たちが求める音とは違うものでした。
結果としてDST-00(I2S接続)のテスト機はNMODE X-DU3(+ X-PS3 リニア電源)を採用しました。弊社の環境で安定再生できるのはDSD128(5.6MHz)までですが、「目の前まで音場が展開されていて気持ち良く聴ける」というのは機器選定の最低限の基準でここは譲れません。高いサンプリングレートのファイルの再生や機能は二の次です。
X-DU3の能力を最大限に活かすために、X-PS3の間には先日発売したPPM-01(設定電圧15V)にDCC1-LE、DLC-S1を接続して使用。DACに関しての話題はまた折を見て記事にします。
それではDST-00に話を戻して、まずは付属の電源を使い試聴。鮮度を感じる空気感、それでいて押し出しの強い音です。実在感も充分に感じられますが、やや輪郭が荒く付属のスイッチング電源特有の癖が中高域(特に高域)に表れていて歪み感が気になります。音源のフォーマットやサンプリングレート、ジャンルを問わず同じ印象です。
これは本体にある5V、3.3Vの入力部にそれぞれオーディオ用の電源を導入すれば問題は解消し、DST-00の持つポテンシャルを生かし切れるのは確実なのですが、今回はコストパフォーマンスの高い方法から試してゆくことにします。
最初に手を付けるのは本体に付属する分岐ボックス。
このボックスから5Vと3.3Vを出力できるようになっていて、内部にTPS7A4700(ローノイズリニアレギュレーター・最大1A出力)が組み込まれています。ここで入力された5Vから3.3Vが作られる仕組みです。まずはこのボックスを生かしたカスタマイズを行います。
側面のパネルにジャックを取り付け、入力部を作りました。
5Vの良質な電源をお持ちの方はこれだけで高音質化が実現できます。
それではこの分岐ボックスの5V入力を使って試聴してみます。
用意したのは次の4種類の電源。
?小型リニア電源(5V1A)
TPS7A4700ベースの電源(5V1A)で、PSU-miniという商品名で販売していたものです。
?リニア電源(5V2A)
リニア電源の弱点である瞬発力を持たせるため、メインの電源部は100VAのトロイダルトランスにLM338Tを使用して余裕をもって出力できる設計としました。後段にLT3045のモジュールが入るため最大出力は2Aとなりますが、前段がパワフルに動作してくれるため機器をしっかりドライブできます。120VAのトロイダルトランスにしておけばよかったかなと思いつつ今回は100VA仕様でテストを行います。
?ACアダプター+リニアレギュレーター(5V2A)
5Vに設定したPPM-01とスイッチングACアダプター(6V2.8A)の組み合わせ。
?組込型スイッチング電源+リニアレギュレーター(5V2A)
良質なスイッチング電源とリニアレギュレーター(LT3045×4)を組み合わせたもの。幣ブログ記事「リッピングドライブケースのセパレート化」で使用した電源を使用。最終的な最大出力は2Aですが、ベースとなる電源部が非常に強力(最大8A)なため瞬発力に優れた余裕のある電源となります。こちらの5V出力部を使ってテストします。
試聴の結果は次回。
]]>弊社は2023年7月14日よりJS PC Audioオンラインショップにて、超ローノイズレギュレーターモジュール「PPM-01」の販売を開始いたします。
Precision Power Module / PPM-01
PPM-01は超ローノイズレギュレーターICのLT3045を4つパラレル接続しノイズレベル0.4uVrmsを実現(理論値)しました。
Vishay社の金属箔抵抗、薄膜高分子積層コンデンサー、ポリプロピレンフィルムコンデンサー、PPSコンデンサなどを組み合わせた高音質なレギュレーターモジュールです。
EMI対策も施しているため、ネットワーク・コンピューティング機器との接続において音質に影響を与えるノイズに対しても万全です。
出力電圧設定は3.3V、5V、9V、12V、15Vから選ぶことができ、本機に出力したい電圧+α(0.5〜1.5V)の電源を入力させて使用します。
例)5V出力する場合、入力部へ5.5V〜6Vの電源を接続
【仕様】
出力電圧:3.3V〜15V
最大電流:2A(入力電源の能力による)
入力部:2.1mm/5.5mm DCジャック
出力部:2.5mm/5.5mm DCジャック
サイズ:幅65mm 高さ37mm 奥行き95mm
重量:約136g
付属品:DCケーブル(0.5m・コネクター選択可)
販売価格:29,700円(税込)
オプション:出力設定(3.3V、5V、9V、12V、15V)、DCケーブルのコネクターの種類、5V設定用ACアダプター(6V2.6A)
※ 本製品は電気の知識のある方に向けた製品です
※ 本製品に付属するケーブルはあくまでも試用を目的とするものであり、製品のパフォーマンスを保証するものでありません
※ 設定した電圧と入力電圧の差が1.8V以上で使用される場合において、機器に供給する電流値が1.2Aを超えると本体が熱くなることがあります
※ 設定した電圧と入力電圧の差が2Vを超えて高出力を行った場合や入力と出力を間違えた場合、故障する可能性があります
※ 弊社製リニア電源をお使いの方は出力電圧変更サービスをご利用いただけます
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「リッピング専用PCではなく、装置を使って手軽に高音質なリッピングをしたい」
と、創業時からお付き合いのあるお客さまとの共同企画でラトックシステムRP-EC5-U3AIをベースにカスタマイズした記事です。
2017年に同機種をカスタムする企画を行い、弊社のサービスとしても大変ご好評をいただいているのですが、今回はもっと手の込んだものです。
過去のテストでクロック交換が非常に有効で効果的ということは分かっていますが、内部に高精度・低位相雑音のクロックを組み込んだ場合、ドライブから伝わる振動の影響は避けられません。
振動は電源部に対しても同じように影響を与えます。そこで今回はUSB基板は残してクロックと電源を外付けにすることにしました。
このように電源ケーブルとBNCケーブルで接続します。BNCケーブルはサイバーシャフト社製の50cm。
ドライブケースの背面に2.5mm厚のアルミでパネルを製作して取り付け。
DCコネクターはノイズに強い構造のPower-DINです。内部の電源ラインにはDLC-S1の回路を割り込ませており、ケース内部のSATAケーブルは専用のものを製作しました。
電源ユニットはローノイズスイッチング電源+ローノイズリニアレギュレーターの構成です。
12V生成モジュール、5V生成モジュール、25MHzのOCXOモジュール、AC入力部にナノ結晶チョークコイルのACフィルタを組み込みました。
ベースにしたスイッチング電源はとてもコンパクト・ローノイズ・低価格なのに非常にいい音がする電源で、ARCAMのプリアンプ・プロセッサーにも使われていた実績のある海外メーカーのものです。
リッピングドライブの電源とはいえ、周波数特性など音質には拘りたいところです。細かい調整を入れ、NASやDAC、ネットワーク機器など色々な機器でチェックを行ったうえで最終的な仕様を決定しました。
画像のBDドライブはBDR-S13J-X、テストでは過去の記事に登場したBDR-S09J-Xも使用しました。
電源ケーブル:汎用ケーブル
オーディオボード:クリプトン AB500B
USBケーブル:UOC3 50cm
※OCXOの安定動作のために電源投入後からリッピング開始まで約30時間通電
※PureReadはOFF、静音モードまたはエコモードに設定
試聴結果
?BDR-S09J-X+カスタマイズ(過去に行ったもの)
いつも聴いている音です。テストで毎回聴いていますので何の感動も不満もありません。
?BDR-S09J-X+セパレート化
音のスピード感が格段に上がっていて定位の良さが際立ちます。音の粒が細かく表現できるようになり、奥行きや幅も感じられる上質な音です。固まってしまいがちな音もほぐれ、聴き取りにくい音もしっかり再現されるようになります。
?BDR-S09J-X+セパレート化+オリジナルSATAケーブル
更に緻密な表現ができるようになり低域の伸びが改善されました。音の立ち下がりも良く余裕を感じさせる音です。
?BDR-S13J-X+セパレート化+オリジナルSATAケーブル
ここでドライブを最新の13へ変更。
上下方向の広がりが増したことがわかります。安定した音場に加えて全域にわたって程よい艶感があり、時折ハッとする部分があります。
改めて?〜?との比較を行うと、歪み感やざらつき、レンジが大幅に改善されていることに気づきます。
このような結果となりました。これだけやったのですからこうなってもらわないと困ります。
さて、CDのリッピング品質は大幅に向上しましたが、問題はそれにかかる費用です。
セパレート化の費用は一式で155,000円(SATAケーブル、BNCケーブル、専用DCケーブル・税込)となりました。
ケース加工やパネル製作などを一点で請けて外注しましたのでこの金額となりましたが、10件程度まとめて行うと少しお安く製作できます(※使用するOCXOによって金額が変わります)。
過渡応答性が高く超ローノイズの12V・5V(どちらも最大2A)を同時に出力できますので、普段はルーター、メディアコンバーターなどに転用するのも良いかと思います。メディアコンバーターも同じ25MHzのクロックですから外部入力化すればOCXOの出力を使うことができます。ドライブを外して外付けHDDケースとして使用なさるのもいいかもしれません。
お気に入りの曲がストリーミングサービスにないというのはとても残念なことで、仕方なく随分昔にリッピングしたデータを聴いていましたが、私自身もこれで満足のいく音源をストックすることができました。
外部電源を入れてみたけど思ったような音にならなかった方や、タイミングデバイスの重要性が判る方は是非ご検討ください。
さて、6月末に販売を予定していた超ローノイズレギュレーターモジュール(PPM-01)の販売開始の目処がようやく立ち、7月中旬から行う予定としています。近日中に公開いたしますのでどうぞよろしくお願いいたします。
※試聴のためであっても弊社がリッピングしたデータをお客さまにお送りすることはできません。どうぞご了承ください。
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お買い求めはオンラインショップよりお願いいたします。
SOULNOTE sd2.0
販売価格 59,000円
付属品:元箱・取扱説明書・専用接続ケーブル・樹脂製フット・スパイク
備考:長期保管品、電源部のフロントパネルにシミあり
https://www.shop-jspcaudio.net/shopdetail/000000000250
SOULNOTE D-1(ブラック)
販売価格 118,000円
付属品:元箱・取扱説明書・電源ケーブル・スパイク・ステンレスフット
備考:長期保管品、ヒューズ交換済
https://www.shop-jspcaudio.net/shopdetail/000000000251
GUSTARD A26(ブラック)
販売価格 178,000円
付属品:元箱・ヒューズ・取扱説明書・リモコンなど全て
備考:使用期間は約2週間程度、ヒューズ交換、115V設定済
※設定は115Vですが、一般の100Vで正常に動作します
※ヒューズは付属のものより大きいものを付けていますので、気になる方は元のものをお使いください
https://www.shop-jspcaudio.net/shopdetail/000000000252
MUTEC MC-3+USB カスタム(シルバー)
販売価格 148,000円
付属品:元箱・取扱説明書・ケーブル類・取り外したパーツ類全て
備考:外部電源(2.1mm/5.5mm・DC5〜6Vで動作)が直接入力できるよう中継型ジャックを取り付けたカスタム品です。ジャックは固定されていません。元のパーツは揃っていますので復元可能です。
BNCプロテクションキャップ7個装着済。
※DC5V入力タイプの10MHzクロック(50Ω・3.3V矩形波)、クロックケーブル(Amphenol)をおまけでお付けします。DC5Vの電源は付属しません。
https://www.shop-jspcaudio.net/shopdetail/000000000253
※一定期間を過ぎた場合、オークションサイトへ出品する可能性があります
]]>大変お待たせいたしました。
超ローノイズレギュレーターモジュールが完成いたしました。
Precision Power Module / PPM-01
PPM-01は超ローノイズレギュレーターICのLT3045を4つパラレル接続しノイズレベル0.4uVrmsを実現しました。
Vishay社の金属箔抵抗、薄膜高分子積層コンデンサー、ポリプロピレンフィルムコンデンサー、PPSコンデンサなどを組み合わせた高音質なレギュレーターモジュールです。
EMI対策も施しているため、ネットワーク・コンピューティング機器との接続において音質に影響を与えるノイズに対しても万全です。
出力電圧設定は3.3V、5V、9V、12V、15Vから選ぶことができ、本機に出力したい電圧+α(0.5〜1.5V)の電源を入力させて使用します。
例)5V出力する場合、入力部へ5.5V〜6Vの電源を接続
画像のモジュールは5Vに設定したものです。
側面パネル左側の「DC IN」へ6VのACアダプターを接続すると中央のLEDが点灯し、「DC OUT」から5Vが出力されます。
※画像のDCケーブルはDCC1
Amulech AL-38432DRとの接続例(USBケーブル:UOC3-R Pro DCケーブル:DCC1)
10Gtek メディアコンバーターとのサイズ比較
【仕様】
出力電圧:3.3V〜15V
最大電流:2A(入力電源の能力による)
入力部:2.1mm/5.5mm DCジャック
出力部:2.5mm/5.5mm DCジャック
サイズ:幅65mm 高さ37mm 奥行き95mm
重量:約136g
付属品:DCケーブル(0.5m・コネクター選択可)
販売価格:29,700円(税込)
オプション:出力設定(3.3V、5V、9V、12V、15V)、DCケーブルのコネクター、5V出力用ACアダプター(6V2.6A)
販売開始予定:2023年6月下旬
※ 本製品は電気の知識のある方に向けた製品です
※ 本製品に付属するケーブルはあくまでも試用を目的とするものであり、製品のパフォーマンスを保証するものでありません(本来の性能を発揮するためには弊社製のDCケーブルが必要です)
※ 設定した電圧と入力電圧の差が1.8V以上で使用される場合において、機器に供給する電流値が1.2Aを超えると本体が熱くなることがあります
※ 設定した電圧と入力電圧の差が2Vを超えて高出力を行った場合や入力と出力を間違えた場合、故障する可能性があります
※ 弊社製リニア電源をお使いの方は出力電圧変更サービスをご利用いただけます
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とてもマニアックな製品ですが、作りたかったものが一つ形になりました。
特に可変電圧レギュレーターを使ったリニア電源をお持ちの方にお薦めの製品で、このモジュールと組み合わせると非常にハイレベルな電源環境を構築することができます。
のちのち間違えないようにケーブルに貼るシールなども用意しなければいけないかなと思っています。
LT3045の実力がわかる方にこそお試しいただきたい製品です。
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こちらは先日届いたオシレーターモジュール基板です。
電源部はLT3045を4パラレルにし、25.4mm×22mmサイズのOCXOを搭載できるようにしました。
このモジュールを使ってこれからスイッチングハブなどの開発を進めていこうと考えていますが、まずはどの程度の実力なのかを確認するために、このようなものを作ってみました。
こちらは5Vの入力で動作するシンプルなクロック(10MHz OCXO 50ohm)です。幅約11cm×奥行12cm程度のコンパクトな筐体に収めました。DACなどの外部クロック入力に接続することで音質を高めることができます。
今回はMUTECのMC-3+USBにサイバーシャフト社のBNCケーブル(RG58A/U・50cm)を使用しました。
試聴結果
一聴して滑らかな音。正確性が増しています。
他社のものと比較はできませんが、MC-3+USBに接続するメリットは充分に感じられますし、スイッチング式のACアダプターを使用しても納得できる音質です。SCカットでもなく標準的な位相雑音特性のオシレーターを使っていて特にこだわった訳ではないのですが、やはり最終的には電源の性能次第ということでしょうか。モジュール単体としては合格です。
次はこちら。
メディアコンバーター(上段)です。
スイッチングハブ(HFS115x)の筐体を流用して製作しました。
メディアコンバーター基板への供給はTPS7A4700A+LT3045x4、オシレーターモジュール駆動用のベース電源にもTPS7A4700Aを使用し、トロイダルトランスの容量も一回り大きくしました。ここまでローノイズに拘ったメディアコンバーターは珍しいかもしれません。
試聴結果
システムに何か一つ装置や機器が増えると同時にノイズ源も増えるわけですが、今回は無駄な機器やアクセサリーを一つ二つ外したかのような爽快感や解放感すら感じます。どのソースも空気感がまるで違っていて、前回のスイッチングハブの電源アップグレードの時に感じたものと同様の印象を受けますし、全くシステムの邪魔をしていません。
メディアコンバーターを使用してみて「良くなった面もあるけど何だかな」と思われている方も多くいらっしゃると思いますが、そういう方にこそお試しいただきたいと思いました。
メインの電源部を省いて簡略化した5V入力タイプなどの方がお手頃で使い勝手があるのかなとも考えています。
さて、先日弊社にDiretta TargetのDST-00が届きました。
早速NmodeのX-DU3に接続して192kHzまでの音源を聴いてみます。デフォルトのままでは左右のチャンネルが反転してしまうためTargetConfigからDATASYNCをInvertに変更しました。HDMIケーブルはAudioquestのPearl48 60cmを使用。
Diretta伝送の効果かUSBを使用しない通信の結果なのか分かりませんが、抜群に鮮度がいいです。この浮いて出てくるような音像にはまってしまう方が多いのも頷けます。通信による劣化を感じさせない空気感をまとったフレッシュな出音です。
GUSTARD A26はデフォルト設定でそのまま再生でき、こちらも同じく高い解像度を楽しめます。
話は変わって、弊社ではUSB Type-Cの対応を進めています。
UOC3、UOC3-LEは両端(ホスト・ターゲット)で対応可能です。
外部給電型のUOC3-R、UOC3-R Proはホストのみ対応いたします。次のモデルではターゲット側にType-Cをお選びいただけるよう準備を進めておりますので、Type-C入力しかないDACなどをお使いのお客さまはもう少しだけお待ちくださいませ。
今はやることがとにかく多く、お問い合わせやご相談の回答に少しお時間をいただいている状況です。
また、先月から進めているプロジェクト「ローノイズレギュレーターモジュール」は5月下旬を目標に進めていましたが、ケースの納品が遅れていてもう少しお時間がかかりそうです。大変申し訳ありません。
DST-00をよく観察してみると、部品のチョイスや組み込み方など私では考えつかないものだったり、設計思想を垣間見ることができて、改めてものづくりの奥深さと楽しみを感じることができました。
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電源アップグレードの最終確認を行いました。
※画像はHFS1100をベースにしたものです
試聴結果
同じIC(LT3045)を使っていても、背景の静けさや音の深度に違いが出ます。
細かいニュアンスであったりディティールがより際立ち実在感が増していて、まるで違うDACで聴いているかのようです。
前回の試聴では使っていないソースも聴き込んでみますが、前回感じた音の密度になめらかさが加わっていることが判ります。
いつもは冷静に分析するタイプのスタッフが出音について熱く語る程です。
この電源アップグレードにつきましては諸準備が少し進んできましたので、6月中旬頃のお預かり予定を6月上旬(5日ごろ)からスタートしたく思います。
ご注文をいただいた順にメールを送らせていただきますので、今しばらくお待ちくださいませ。
昨日あるお客さまから「DirettaターゲットのデバイスをLT3045の電源を使ってカスタムできますか」と電話でご相談をお受けしました。
私自身もUSBを使わないDiretta伝送には非常に興味があり、時間があればやってみたかったためまずはこちらで作ってみると回答させていただきました。時間は結構かかるかもしれませんが、これにご興味がおありの方はどうぞお楽しみになさってください。
今年は意欲的に開発ラッシュを続けていまして、これから試作段階に入るのが「OCXO+レギュレーター基板」です。例によってレギュレーターはLT3045を使用し、ローノイズかつ高音質なものを作ってまいります。
これが完全に仕上がれば、Soundgenicカスタムサービスがいよいよ提供できるようになりますし、スイッチングハブやメディアコンバーターの開発にも踏み切れますので、ようやく色んな目処が立ってきたなという状況です。
最後にキャンペーンのお知らせです。
DLC-S1にレビューをいただいた方全員へ150pt進呈いたしております(複数お買い上げの方で2件目以降は100pt)。期限は2023年5月31日までとなります。お買い上げいただいたお客さまは是非この機会にご参加くださいませ。
※以下の場合はレビューポイント付与の対象外とさせていただき、削除の対象となることがありますので予めご了承くださいませ。
・お買い上げ個数よりも多い場合
・商品お届け前のもの
・弊社製品およびサービスに対するご意見、ご感想以外のもの
・同じ内容のご投稿
・オークションやフリマサイトでご購入されたもの
・その他弊社が不適切と認めたもの
今回はHFS1155(ハイパフォーマンスチューニング済)へ超ローノイズレギュレーターモジュールを搭載してみました。
お問い合わせもありましたので、この記事を心待ちにされていた方も多いかもしれません。
試作段階の基板をベースにしてスイッチングハブ用にパーツの構成を変更し、ネットワーク、オシレーター用の電源にそれぞれ実装しました。3.3V出力に対して4Vの入力電圧で発熱量が少なく済むためアルミ板で放熱しています。
モジュールは元々付いている電源基板と同じサイズのため画像のようにスタックして組込できます。
元々のレギュレーターIC(TPS7A4700)のRMSノイズは4uVrmsで、LT3045を4つ使用すると0.4uVrmsになりますので、1/10となります。パッと数値を見てもあまり変わらないのではないかというご意見もありそうですが、聴感上では大きく差が出ます。
試聴結果
一聴して判るくらいの変貌ぶりです。チューニングのみのHFS1155と比較しますが、足元にも及びません。
クリアネスや色彩感は次元が違いますし、音が目の前へどんどん飛んできます。リスニングルーム内の音の密度が上がるといえば分かりやすいでしょうか。とても満たされた空間へと変わります。
試作段階のモジュールを使ってこの結果ですから、最新版の基板ではさらに1ランク上の音質になるのは間違いありません。
このモジュールの導入は非常に効果が高いので、アップグレードサービスを決定しました。
画像は試作版の基板を搭載しておりますが、サービスでは最新版の基板を使用いたします。また、ハイパフォーマンスチューニング済の製品には銅メッキのスペーサーを、そうではない製品には黄銅製スペーサーを使用します。
初回は6月中旬くらいのお預かりを目処に下記のとおりご予約受付を開始いたします。
「HFS電源アップグレード」
対象モデル:HFS1100以降のモデル(HFS1100/HFS1150/HFS1155)
アップグレード費用:35,838円(税込)
※HFS1000は対象外
※ハイパフォーマンスチューニング済のモデルも対応可
ご予約はこちらから
https://www.shop-jspcaudio.net/shopdetail/000000000248
超ローノイズレギュレーターモジュール関連記事
http://blog.jspcaudio.net/?eid=460
ノイズレベル0.4uVrmsの効果はすさまじく、一週間システムの音を聴いていなくても違いが判るレベルです。
基板の部品コストが少々かさみますのであまりお安くはできませんが、それでもコストパフォーマンスは最高レベルかと思います。
これまでLT3045のパラレル基板は海外製を含めていくつも聴いてきましたが、やはり自社で設計して音作りし、調整したものとは比較になりません。同じレギュレーターICでも設計思想でかなりの差がでるなと勉強になりました。
また、このモジュールにはEMI対策を施し、VishayDale社の金属箔抵抗などを贅沢に使っていますから音の鮮度やパワー感に差がでるのは当たり前かもしれません。
HFSシリーズ(1000は除く)をご愛用のお客さまには必ずご満足いただける自信があります。是非この機会にアップグレードをお試しくださいませ。
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前回製作した回路やパターンに修正を入れ、最終バージョンができあがりました。
大きな変更点はフレームグランド回路の見直しです。今回の基板はかなり力を入れてやっていて、何度も微調整を行いました。
それではどの程度実用性があるのか、この電源モジュールを軸に比較試聴テストを行ってみます。
前回も申し上げましたが、この電源モジュールは設定電圧よりも高い電圧を入力することで動作するリニアレギュレーターを実装し、オーディオ用として仕上げたものです。USBバスパワー用に5Vを出力したいので、ベースとなる電源は6Vのものを接続します。
今回の比較検証は驚きの連続でした。
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平素は格別のお引立てを賜り、厚く御礼申し上げます。
ゴールデンウィーク期間中の営業日について下記のとおりご案内いたします。 期間中は何かとご迷惑をおかけしますが、何卒ご了承の程宜しくお願い申し上げます。
4月30日(日)休業
5月1日(月)休業
5月2日(火)休業
5月3日(水)休業
5月4日(木)休業
5月5日(金)休業
5月6日(土)臨時営業
5月7日(日)臨時営業
※お問い合わせへの返信、商品の発送は5月8日(月)より順次行ってまいります。
また、5月9日(火)は出張のため休業とさせていただきます。
]]>今回はオーディオとは関係ありませんが、このような製品のリケーブルをご依頼いただいたという記事です。
Canon / OFF-CAMERA SHOE CORD OC-E3
キャノン製のオフカメラシューコードです。片側をカメラの上部にあるホットシューというところにこれを接続し、もう片方をストロボなどにつなぐものです。
今回は「カールコードが使いづらいし延長したい」ということでしたので、オヤイデさんの3mのシールド付多芯ケーブルへ交換させていただきました。
リケーブル後はこのようになりました。純正のケーブルとほぼ同径のケーブルを使用しましたので、スリーブを再利用して組み付けることができました。
ノイズの混入による誤動作を防ぐための結線も行っていますので動作は万全かと思います。
お好みの長さで加工できますので、このようなリケーブルをお考えの方はどうぞご連絡くださいませ。
先日は新型DCラインコンディショナーDLC-S1を販売させていただき、完売となりました。お買い上げいただいたお客さま方へ深くお礼申し上げます。
EIAJ規格に対応する「変換アダプタ」「変換ケーブル」の販売を準備いたしておりますので、ご利用予定の方は今しばらくお待ちください。
また、DLC-S1に関するお問い合わせで「センターマイナスは可能ですか?」と数件いただいておりますが、こちらは対応可能でございます。お伺いするとやはりギターなどのエフェクターへのご利用をお考えとのことでした。
エフェクターのような省電力機器であれば少しパーツ構成や特性を変えてよりローノイズなナチュラルなサウンドにできるかなと思いますし、L型の延長コネクターを接続すればエフェクターケース(ボード)にも収まりがいいのではないかと思います。
ご興味がおありの方はご一報くださいませ。
]]>弊社は2023年4月25日よりJS PC Audioオンラインショップにて、DCラインコンディショナー「DLC-S1」の販売を開始いたします。
「DLC-S1」は省スペース、シンプル、超軽量、高音質、低価格を実現すべく、基板製造からケーシングにいたるまで拘り抜いた製品です。
従来モデルにあったケーブルをなくして小型化することによって、よりスマートに機器へ接続することができます。
また、自社開発のEMIフィタリング回路を最小限のパーツで構成することで、従来モデルにはなかった「よりストレートで高密度なサウンド」が可能となり、ノイズ除去性能も飛躍的に向上させることができました。
※画像は試作開発時のものです
コネクターは2.1mm(外径5.5mm)タイプ、または2.5mm(外径5.5mm)タイプのいずれかとなり、EIAJ規格は変換コネクターを用いてご利用いただけます。
DCラインコンディショナー DLC-S1
販売価格:6,875円
初回ロット限定価格:5,156円(100個限定・25%OFF・お一人につき3個まで)
販売開始日:2023年4月25日
全長:約63mm
重量:約15g
※ 5〜24V対応
※ 最大電流 3.5A
※ 取扱説明書は付属しません
※ お届け日より1年間保証
基板の試作を重ね、定数や耐圧の変更を繰り返してようやく納得できる音質に仕上がりました。
シンプルな回路でパーツの音を見極めて細かく調整を重ねていく方がいい音に近づけるのだなと思わせてくれた開発でした。
改めて従来モデルと聞き比べしてみると、解像度・緻密さ・レスポンス・帯域バランス全てにおいて上回る性能を出せていますし、何と言ってもお安く提供できるのが弊社としても非常に嬉しいところです。
今回はリリース記念として初回ロットの100個に限定し、25%OFFの5,156円にて販売させていただきます。
「お手軽価格なのに高音質」を実現した今回のDLC-S1にどうぞご期待ください。
]]>今回はレギュレーター基板の試作の件です。
過去の記事でも触れたことがあったリニアテクノロジー社のLT3045というレギュレータICをパラレル接続したものです。
レギュレーターですから、出したい電圧よりも高い電圧(DC)を入力して使います。例えば、5Vを出したい場合は5.5〜6V程度を入力します。
マニアの方ならご存知の方も多いと思いますが、このレギュレーターICのRMSノイズは0.8μVrms、これをパラレル接続で増やすごとに最大電流が上がり、ノイズレベルは下がります。今回は4個使っているので最大出力は2A、ノイズレベルは0.4uVrmsとなります。
弊社が使用しているレギュレーターICのノイズレベルは約4μVrmsと非常に低いのですが、今回の基板から出力されるノイズレベルは10分の1となります。
このレギュレーター基板は弊社の電源基板と同じサイズで作っていますので、弊社でカスタマイズしたSoundgenicの電源基板に追加したり、HFS1100以降のスイッチングハブに追加してアップグレードすることが可能となります。
現段階では8割くらいのところまで仕上がっており、これから調整と細かい部分の修正をして基板の最終バージョンとして仕上げる予定です。遅くとも5月下旬には皆さまにご提供できるようになるかと思います。
これは先に申し上げたアップグレードのほか、可変レギュレーターを使用したリニア電源(電圧の調整ができるもの)などと接続して超ローノイズな電源環境を構築することも可能となります。
これは後日改めて記事にしますので、そういった電源をご利用中の方にはご興味を持っていただける記事になるかと思います。
次期のカスタマイズ受付にはこのモジュールをオプションに入れるのと、過去にカスタマイズをご利用いただいた方へのアップグレードも行っていく予定としています。
また、販売を終了したPSU-miniもこのモジュールを利用して新しくすることもできます。
PSU-miniは音質はいいのですが、最大出力が1Aということがネックでした。これをベースにすれば5Vで1.5〜2Aのものがお安く作れますので、幅広い用途にご利用いただけると思います。
このモジュールはDACのバスパワー電源、小型のデジタルアンプやネットワーク機器などで音作りを行っています。
ICが優れているのはもちろんのこと、基板の箔厚、パターン、パーツの選定にこだわった甲斐もあってこれまでのものとは桁違いのパフォーマンスを出せていて、もっと早く着手すれば良かったなと思うばかりです。
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弊社は2023年3月24日よりJS PC Audioオンラインショップにて、オリジナルDCケーブル「DCC-Custom」を100本限定で販売いたします。
※画像は50cm(一次側 USB Type-A・二次側 2.1/5.5mmDCプラグ)
「DCC-Custom」はスターカッド構造のシールデッドケーブルにVAC社のVITROPERM500Fコアを装着し、高いノイズ低減効果を備えたケーブルです。メリハリの効いたストレートなサウンドをお楽しみいただけます。
ケーブルの仕上り外径は約5mmで、現行モデルのDCC1よりも一回り細く取り回し性がよいのが特徴です。
コネクターは一般的なDCプラグ、EIAJ、USB Type-AからType-C、GX-16など豊富に揃えております。
オリジナルDCケーブル DCC-Custom
販売価格:6,710円〜
販売開始日:2023年3月24日
販売数:100本
OFCスターカッド+OFC編組シールド ナイロンスリーブ仕上げ
仕上げ外径:約5mm
※ 定格電流 1.2A
※ 取扱説明書は付属しません
※ お届け日より1年間保証
※ 二次側に白の目印が付きます
※ 5cm単位でのご指定も可
ケーブルの線材はOFCで充分と改めて思わせてくれるクオリティのケーブルができあがりました。
音の輪郭が際立っていて、余韻や倍音成分もしっかり聴かせてくれます。また、仕上り外径が非常に細いため取り回しがしやすく、狭いところでの接続作業も楽に行えます。
現在開発中のDCラインコンディショナーとの相性も抜群で、DCケーブルの奥深さを改めて知るいいきっかけになりました。
この機会に「DCC-Custom」を一度お試しくださいませ。
]]>現行モデルは一定の高評価をいただく半面、音が鈍る、レスポンスが落ちるなどの厳しいお声もいただいてまいりました。
今回試作したDCコンディショナーは、高性能化している市販の電源に対応すべく最小限の回路構成にしました。電源のレスポンスを鈍らせることなくノイズを除去し、クリアかつパワフルでスピード感のある音質を得ることが可能となります。
全長は約63mm(コネクター部含む)と非常にコンパクトにできました。
最大電流は3.5A、電圧は5〜24Vまで対応します。
現段階では音の細かい調整とパーツ選定が必要で、95%の仕上りというところです。
現行モデルは4月30日で販売を終了しますので、それまでに完成させたいと考えています。
ノイトリックのXLRコネクターと一緒に撮影しました。サイズ感がお分かりいただけるでしょうか。
給電型USBケーブル(UOC3-R Pro)との接続例イメージです。
本体は約12gと非常に軽量なためコネクターに負担をかけにくく、ケーブルの取り回しがしやすいです。
オプションで2.1/5.5mm、2.5/5.5mmのいずれかをお選びいただけるようにし、EIAJ規格は変換プラグ等での対応となる予定です。
販売価格はまだ未定ですが、6千円台で販売したいと考えています。
回路はだいぶ前からこうしようと決まっていて、SMD部品を中心に作るため基板の小型化は可能なのですが、ケーシングをどうするか悩んでいました。従来品のようにケーブルタイプにするか、アルミを使うかどうか、耐電流耐電圧をどう考えるか、と課題は多かったのですが、今回はやはり「販売価格に対する性能」を一番に考えてABSケースとケーブルレスを採用することとなりました。
従来モデルを上回る性能で小型でお安く。多くの人に試していただける良い製品になりそうです。
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弊社は2月に創業から7周年を迎えることができました。
さまざまな形で私たちを支えてきてくださったお客さまやご関係の皆さまのおかげでございます。心より感謝申し上げます。
新型コロナウイルス感染症がおさまらず油断できない情勢ではございますが、8年目を迎えられたことを大変喜ばしく存じます。
これからもお客さまにお喜びいただける製品・サービスに努めてまいりますので、今後ともご支援ご鞭撻を賜りますよう何卒よろしくお願い申し上げます。
さて、弊社では7周年記念モデルを数回に分けてリリースしてゆく予定です。
第一弾となるモデルはACラインコンディショナーです。通常モデルは安価なパーツの組み合わせながら非常にバランスのとれた音質が特徴のモデルですが、今回の記念モデルは基本的なパフォーマンスはそのままにオーディオグレードのパーツを組み合わせたものとなります。
ALC-X1と比較した場合、S/Nと押し出し感が良好でより自然な空気感や立体感を楽しむことができます。
コネクターはMarinco、インレットはフルテックの金メッキタイプを使用しました。
ケーブル部は実績のあるJenving TechnologyのSUPRAを使用しています。
内部の回路には従来品で採用しているナノ結晶チョークコイル、DALEの無誘導タイプの巻線抵抗、Obbligato Gold Premiumフィルムコンデンサなどの基本仕様に加え、VIMAのフィルムコンデンサなどを追加してチューニングした特別なモデルです。
ALC-X1 LTDの販売価格は16,940円で、3月17日(金)より70個限定で販売を開始します。
受注生産とさせていただくため、納期は4月中旬〜下旬の予定です。
今回のALC-X1 LTDの最大の特徴は、力強さと空気感を兼ね備えたナチュラルな出音にあります。
後継機を意識しつつ細かい調整を重ねて試作を行いましたので、なかなかの自信作です。
本当は15,000円台で販売したかったのですが、円安の影響で色んなパーツの価格が変わってきているためこの価格となってしまいました。大変申し訳なく思っております。
さて、先日お伝えしそこねていましたが現在USBケーブルのモデルチェンジに向けて試作を開始しました。
モデルチェンジの対象となるのはUOC3、UOC3-LE、UOC3-R、UOC3-R Proの4モデルで、全てType-Cに対応できるようにする予定です。
これからUSBケーブルを新調される方、買い替えを検討されている方はもう少しお待ちくださいませ。
]]>FOCALのSPIRIT CLASSICです。
輪郭の表現がしっかりしていて、アタック感のある低域の心地よさが印象的なヘッドフォンです。イヤーカップの交換、入力部のGND分離(4極化)、リケーブルを行いました。
純正ケーブルは3.5mm/3極プラグが使われていて、L(+)、R(+)、GND(-)となっています。
アンプの出力とヘッドフォン入力部が3極の場合、アンプ〜ヘッドフォン間のGNDはLR共通となりますが、GNDをL用R用に分けることで音質を向上させようというものです。
これまでPhilipsのFidelio XシリーズやAKG、SONYなどよく作業したものですが、Focalでは初の作業となります。
イヤーパッドの交換、4極ジャックへの交換は小一時間程度の作業で終了。
パッドはアフターパーツでブラックになります。
ここからが少々面倒です。
ヘッドフォンのジャック部は狭く深さのあるタイプです。穴の径は実測で6.6mm、それに適合しそうな外径6mm程度のプラグを探してみますがいいものが見つからないため、プラグ部のみを海外から輸入して製作。
ケーブル直出しという選択肢もありますが、今回はケーブルの交換によって音質の変化を楽しめるようジャックを取り付けました。
接合部はエポキシ樹脂で整形していますので、強度・耐久性ともに問題ありません。
約6mmで製作することができました。今回は4極ですが3極でも同様の製作は可能です。
ピッタリ収まりました。
ケーブルは外径4mmのシールド付4芯。モガミよりも解像度が高く広がりのある音で余韻がすごくキレイなのが特徴です。ノブナガラボのプラグとの相性もいいのでリケーブルをご希望のお客さまにはこのケーブルをお勧めしています。
プラグを付けるとこういうイメージです。
音が良くて取り回し良好、それでいて純正ライクなのがとてもいいと思います。
さて、4極化の結果。アンプ側が3極出力であっても確実に効果はでます。
エイリアンクロストークが減少することによってチャンネルセパレーションが大幅に良くなります。センターイメージがコンパクトになり、ふくらんでいた音像も明確にイメージすることができます。
ケーブルのキャラクターと相まってより繊細で広い音場を表現できるようになりました。
こちらはPhilips SHP9500です(全体の写真は撮り忘れていました)。
オーバーイヤータイプの開放型です。
「1万円くらいでいいヘッドフォンない?」とご相談を受けたらまず一番最初にご紹介するヘッドフォンです。日本未発売モデルのため並行輸入品となります。
開放型がOKな方であれば万人におススメできる製品だと思っています。アンプを介さなくてもそこそこ鳴ってくれますし、装着感も軽いです。欠点を一つあげるとすれば、イヤーパッドがファブリック(布)なことでしょうか。AKGのK601や701ほどふかふかのファブリックではなく、もう少しざっくりしたものです。気に入らなければアフターパーツとの交換も可能です。
現在は後継モデルのSHP9600が販売されていますが、私としては低域の量感や帯域バランス的に9500の方が好みです。
このヘッドフォンをお預かりしたときのケーブルはモガミの2893で製作しています。ステレオプラグのシェル穴は6.5mmに拡大しました。なおこのモデルではGND分離(4極化)は不可能でした。
弊社が試聴テストで使用しているヘッドフォンのリケーブルも行ってみました。
モガミ3106、REANのモノラルプラグ、VIABLUEのXLRコネクターを使っています。
このヘッドフォンは入力部が独立していてケーブルも独立した平行タイプなのですが、リケーブルを行うとチャンネルセパレーションが更に良くなります。モガミらしいソリッドでまとまりのある音でなんだか落ち着くのですが、ケーブルに重みがあるのと取り回しが微妙なので先に紹介した4芯ケーブルの二本使いに変更してもいいかもしれません。
ヘッドフォン関係のネタはまだまだありますので機会があればまたご紹介します。
前回の投稿からだいぶ空いてしまいました。
新型コロナウイルス、業務用サーバの故障、体調不良など社内でのあれこれが続いてしまい、手が回りませんでした。更新を楽しみにされていた方へお詫び申し上げます。
さて、販売計画や開発についていくつか報告いたします。
【ALC-X1 7th Anniversary Edition】3月中旬より70個限定販売
ロングセラー製品のACラインコンディショナー(ALC-X1)の7周年記念版です。
内部パーツの小変更、Marinco社製IECコネクター、フルテック社製IECインレット、オーディオグレードの電源ケーブルで仕上げました。販売価格は17,600円を予定いたしております。
【DCC1-Custom】3月下旬頃より数量限定販売
小電力デバイスとの接続に効果の高いDCケーブルDCCシリーズの特別版として、S/N感を重視したDCC1-Customを限定販売いたします。
現在のラインナップでは、入門用に最適な上質サウンドのDCC1、クセや隙を感じさせない優等生モデルのDCC1-LE、それとも違う「より緻密な表現や空気感が欲しい」というリクエストにお応えして製品化したものです。
クールトーン寄りのため音の方向性は現行モデルとは少し違いますが、フラグシップのDCC1-LEに迫るクオリティのケーブルとなっています。
100本ほどの製作で販売を終了する予定ですので、気になる方はお早目に。販売価格は7,590円〜を予定いたしております。
【新型スイッチングハブ】販売未定
昨年より試作と試聴を繰り返しております。現段階の試作では電源部は大きく変更し、ハイパワーなメイン電源+超ローノイズのLT3045デバイスを使用した独立電源で行っています。ようやく納得できるレベルのものが出来ましたが、細かい調整が必要です。
昨今の世界経済の低迷などによって各パーツの供給が安定しておらず、まとまった数を製作することができない可能性があります。従いまして新しいモデルを発表しても、パーツの変更等によりモデルチェンジのサイクルが早くなる可能性があることを前もってお知らせいたします。
【販売価格の見直しについて】
お客さま各位のご期待に添うべく、経営の合理化を図り製品価格を据え置いてまいりました。しかしながら、昨今の原料費や輸送費などの相次ぐ値上げ等による仕⼊れ価格等の⾼騰に加え、世界情勢による円安の影響のため⾃社努⼒だけでは価格体系を維持することが困難な状況となりました。
つきましては、3月1日より製品ごとに3〜9%の値上げを行ってまいります。
お客さま各位には⼤変ご迷惑をおかけすることになりますが何卒事情ご推察の上、ご協⼒のほどお願い申し上げます。
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平素は弊社製品をご愛顧いただき厚く御礼申し上げます。
誠に勝手ながら、弊社では下記の通り年末年始休業とさせていただきます。
お客様にはご不便をお掛けいたしますが、予めご了承いただけますよう、よろしくお願い申し上げます。
【年末年始休業期間】
2022年12月28日(水)〜2023年1月4日(水)
【ご注文の発送について】
12月25日(日)までにご注文いただいた商品につきましては年内に発送いたします。
12月26日(月)以降のご注文は、1月5日(木)より随時発送いたします。
※SE2-USB、SE3-BP、SE3-BPX、完全受注生産品など出荷準備に時間を要する製品は事前にお問い合わせくださいませ
【お問い合わせについて】
休業期間中、メールでのお問い合わせは受付をいたしますが、回答につきましては 1月5日(木)より順次対応させていただきますので、何卒ご了承の程お願いいたします。
誠に勝手ながら、弊社では下記の通り夏季休業とさせていただきます。
お客様にはご不便をお掛けいたしますが、予めご了承いただけますよう、よろしくお願い申し上げます。
【休業期間】
2022年8月11日(木)〜8月15日(月)
【お問い合わせについて】
休業期間中、メールでのお問い合わせは受付をしておりますが
回答につきましては8月16日(火)より順次対応させていただきますので、何卒ご了承の程お願いいたします。
オリジナルLANケーブル(NOCX2 Pro)
ご注文より3〜5営業日程度で出荷
PCオーディオ用HDMIアダプター RC-HDMI
ご注文より3〜4営業日程度で出荷
オリジナルDCケーブル(DCC1-LE)
ご注文より2〜3営業日程度で出荷
PD対応トリガーケーブル
ご注文より4〜5営業日程度で出荷
システムエンハンサー(SE3-BP/SE3-BPX)
ご注文より14〜20営業日程度で出荷
特注製品
ご注文より3〜14営業日で出荷
上記以外の製品
ご注文より1〜2営業日で出荷
在庫のご確認はお電話でも受け付けております。お気軽にお問い合わせくださいませ。
]]>平素は格別の高配を賜り厚くお礼申し上げます。
弊社は2022年6月27日よりJS PC Audioオンラインショップにて、PD対応トリガーケーブル TOC-v1、TOC-v1-LEを発売いたします。いずれのモデルも音質に実績のあるDCケーブルをベースに高周波ノイズを減衰させるためのフィルタ回路を加え、独自のチューニングを施したオーディオ専用のトリガーケーブルです。
PD対応トリガーケーブル TOC-v1
販売価格 11,990円〜
納期は7〜10営業日
※実際の製品には設定電圧などの仕様を記載したタグが付きます
PD対応トリガーケーブル TOC-v1-LE
販売価格 16,830円〜
納期は7〜10営業日
※実際の製品には設定電圧などの仕様を記載したタグが付きます
本製品はPD出力の充電器などから5V、9V、※12V、15V、20Vのいずれかの電圧を予めケーブルのデバイスに設定することでお好みの電圧を取り出せるケーブルです(※12Vを出力させるためには電源の出力電圧仕様に12Vと表記されている必要があります)。
特にONU(光回線終端装置)、モデム、ルーター、スイッチングハブなどの機器との相性がよく、システムのレベルアップにお役立ていただけます。
※5V、9V、12V、15V、20V以外の電圧は設定できません
※充電器等のPDポートとトリガーケーブルを接続するケーブルが別途必要となります
PD対応 USB Type-Cコネクター
PD出力とトリガーケーブルを接続するために使用するコネクターです。
単品でのお買い求めはこちらから
PDポートに「USB Type-Cコネクター」を介してトリガーケーブルを接続した接続例。
両端がUSB Type-Cオスのケーブルでも接続可能です。
PD対応トリガーケーブルのご注文はこちらから
https://www.shop-jspcaudio.net/shopbrand/ct30/
今回はGaNデバイスのスイッチング電源の良さを最大限引き出すため、回路とコンデンサーの選定に時間をかけました。
以前の記事(http://blog.jspcaudio.net/?eid=443)の時点では、高周波ノイズが非常に多すぎるためDACやアンプなどの機器に使用するにはいかがなものかと思っていましたが、オーディオ用途として最適な電源にするために、可聴域帯より少し上から急峻な周波数特性をもたせた回路を組み込むことで帯域特性を最適化し、一般レベルのリニア電源を上回るパフォーマンスを得ることができました。
テレガードナー社のコネクターを使用した堅牢さと拡張性で大変ご好評いただいているLANターミネーターに関する記事です。
LANターミネーターは2015年に初代を発売しており、現在のNLT2/NLT2-LEは二代目となります。
NLT2は2017年にリリースしましたので、この形になって5年が経ちます。
先日はアースターミナルに銅メッキをかけEMI対策を行ったNLT2-LEをリリースし、オンラインショップでもちらほらレビューをいただくようになりました。
今回はお客さまから「もっとスペシャルなものはできないか」というお声をいただいたことをきっかけにこういうものを使ってみました。
Vishay社のチップ型箔抵抗です。無誘導型で誤差は±0.1%というもの。
一般的にオーディオで使われるものは1〜0.5%程度ですから、0.1%というのはなかなかにすごい精度です。しかし世の中には±0.001%というとんでもないものもあります。
精度の高いものは計測機や医療機器などに使用されるレベルかと思いますが、私たちのレベルで選別なしに正確な値のものを使えるというのはそう体験できることではありません。
驚くべきは価格で、現在の価格で2,500円を超えます。箔抵抗はリード品でZ201やVAR、さきほど申し上げた数万円もする超高精度のものなどもっと高価な抵抗はありますが、今回のものはSMDタイプでターミネート用途としては充分すぎると思います。
片面に8千円分の抵抗が載っているとは思えないチープなビジュアルです。
これをNLT2-LEと同じ仕様で組み付け、NLT2-LEとの判別ができるようチタンビスを使用し、スイッチングハブの空きポートに数日挿しておきました。
試聴結果
納品したお客さまから感想よりも先に追加のご注文をいただきました。
お話しを伺うとお客さまも弊社の試聴結果と同じ印象だったとのことで、大変喜んでおられました。
話題は変わって、Soundgenicカスタムについてです。
ご希望される方からのお問合せが多いため、7〜9月の間で2回目を行いたいと思っています。スイッチングハブのチューニングや製品の製作等とのかねあいから今回は50台程度で締めきる予定です。ご希望の方はお早目にお申込みいただけますと幸いです。
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記
1.対象商品 オリジナルLANケーブル NOCX2/NOCX2 Pro
2.実施時期 2022年7月1日より
3.オプション価格
()内は旧価格
1.2m 1,430円(1,100円)
1.6m 2,970円(2,200円)
2.0m 4,455円(3,300円)
3.0m 7,128円(5,280円)
4.0m 9,801円(7,260円)
5.0m 13,200円(9,570円)
6.0m 16,940円(12,100円)
7.0m 20,020円(14,300円)
8.0m 22,484円(16,060円)
10.0m 27,720円(19,800円)
12.0m 33,264円(23,760円)
現在、NOCX2のケーブルの仕入れ原価は販売開始時(2016年)の二倍を超えてしまいました。
線材やシールドなどは海外からの仕入れを行っているもので、昨今の世界情勢のあおりを受けて価格が高騰しています。
先日ベース価格を少し上げさせていただいたのですが、長尺ものは赤字すれすれの状態のうえ他の製品の売り上げで調整できる範疇を超えていることが今回の値上げの理由となります。
6月末までは現在の価格で販売させていただきますので、どうぞよろしくお願いいたします。
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先日申し上げておりましたカスタムサービスのご紹介です。
対象となるモデルはHFS1100(アップグレード品も可)、HFS1150(アップグレード品も可)、HFS1155の3モデルとなります。
チューニング内容
▶︎ 銅メッキパーツ
ビス、スペーサー、固定ディスクなど内部のパーツを全て銅メッキ品へ交換
▶︎ トランス用スチールベース
トランスのマウント部へスチール製のベース(5mm厚)を装着
▶︎ シールドスリーブ
トランスの二次側(出力)へ産業用シールドスリーブを装着
▶︎ 電源部バイパスコンデンサ
DC電源出力部へフィルムコンデンサ(VIMA)を追加し、タンタルコンデンサをフィルムコンデンサ(PMLCAP)へ交換
▶︎ エミッション対策
イーサネット基板のIC部、パルストランス部へシールドとグラウンドケーブルを装着
▶︎ ケーブル交換
DC供給ケーブルをシールド付のOFCケーブルへ交換
▶︎ ヒューズ交換(オプション)
ガラス管ヒューズをLittelfuse社のスローブローヒューズへ交換
チューニング前
チューニング後
銅メッキのトランスの固定ディスクが一際目を引きますが、内部で使用しているビスやスペーサ―類も全て銅メッキ仕様となっており、電源供給のためのDCケーブルやバイパスコンデンサなど細部まで手を加えたスペシャルなチューニングです。
トロイダルトランスのベースは5mm厚のスチールの特注品で、より強固にマウントすることができ振動対策にも貢献します。
画像のものは表面処理を行っていませんが、実際に使用するものは表面処理を四酸化鉄皮膜(黒染め)にしたものとなります。
こちらはエミッション対策として追加するグラウンド用のケーブルです。ICとパルストランスからそれぞれグラウンディングします。
電源部のタンタルコンデンサを高性能なフィルムコンデンサ(PMLCAP)へ交換します。
より上質な電源とするために出力部に追加するバイパスコンデンサです。VIMAのフィルムコンデンサを使用します。
筐体底面の銅メッキのボルトがチューニング品の証となります。
音質評価
チューニングをしていない標準品と比較試聴してみると、空気感が変わり純度が高まっていることがすぐにわかります。
音の力強さ、滑らかさ、コントラスト、透明感、彩度など全ての項目で上回っていて、隙を感じさせない上質な音です。
どなたでもご満足いただけるクオリティに仕上がったと感じます。
「HFSハイパフォーマンスチューニング」の受付は弊社オンラインショップにて2022年5月25日より開始し、受付順に個別のご案内(弊社へスイッチングハブをお送りいただくスケジュールなど)を送らせていただく予定です。
※チューニングを行った製品には一年間の保証を付けさせていただきます。
※弊社へ製品をお送りいただく費用につきましてはお客さまのご負担となりますので予めご了承ください。
このチューニングはもともと製品の企画開発を行う中で採用したかった項目ばかりなのですが、コストパフォーマンスを考慮すると削らざるを得ず妥協していた部分です。
項目をみると一つの寄与度は低く感じられるかと思いますが、これらの積み重ねによって得られる音質はやはり別格でした。音質アップを目指す方は是非今回のカスタムをご検討くださいませ。
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先日も記事(電源についてのあれこれ)にしましたが、GaNデバイスを使った充電器に対応するケーブルの問い合わせが増えてきています。
充電器を電源として利用する場合、USB-TypeAポートがあれば5Vを使用できますが、12Vや15Vを出力させるとなるとPD(PowerDelivery) ポートを使用しなければならずトリガーケーブルが必要となります。
まずはケーブルです。DCC1(オリジナルDCケーブル)をベースにeMaker(イーマーカー)というデバイスを内臓させたものです。
出力コネクターは一般的なDCプラグ、EIAJ規格など自由に製作できます。
次に中継コネクターです。充電器とトリガーケーブルは一般的に両端がUSB Type-C(オス)のケーブルで接続されることが多いのですが、弊社はこれをお勧めしています。このコネクターを使用した場合、最大出力は3Aとなりますがオーディオでの用途であれば充分かと思います。
似たようなコネクターをたまに見かけますが、PDに対応できないものが多いのでご注意ください。
組み合わせるとこのようになります。中継ケーブルを使わないので非常にスマートです。
さて、一般的なトリガーケーブルと中継ケーブルの組み合わせとの比較のためSoundgenicを使って試聴してみます。
弊社の組み合わせではレンジが広がりローエンドまでしっかり伸びきり緻密な音がでますが、汎用のケーブルの組み合わせではレンジが狭く帯域バランスも乱れます。
たかがDCケーブルかと思われるかもしれませんがこの変化の幅はマニアにとっては見逃せないところだと思います。これから導入なさる方はケーブルの選択肢の一つとしてご検討ください。
PD対応トリガーケーブルはこれから商品化に向けて調整してまいりますので今しばらくお待ちくださいませ。
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オリジナルLANケーブル(NOCX2 Pro)
ご注文より3〜5営業日程度で出荷
オリジナルDCケーブル(DCC1-LE)
ご注文より3営業日程度で出荷
システムエンハンサー(SE3-BP/SE3-BPX)
ご注文より7〜10営業日程度で出荷
特注製品
ご注文より3〜14営業日で出荷
上記以外の製品
ご注文より2〜4営業日で出荷
在庫のご確認はお電話でも受け付けております。お気軽にお問い合わせくださいませ。
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