2017.11.21 Tuesday

電源ケーブルの試作

 

最近コストパフォーマンスの良い電源ケーブル探しを行っている中で、非常に良いものに出会いました。

SUPRA Cables LORAD 3X2.5(1.5)MK兇任后

 

SUPRA Cablesは国内では主にSAEC社が販売されていますが、電源ケーブルは製品化・流通していないこともあって海外から取り寄せました。

海外での流通価格は1,500〜2,000円/mと比較的安価なものですが、スウェーデンの法医学研究所、スウェーデン空軍、ヨーロッパの航空管制塔などに採用されており、実績のあるケーブルです。

手に取ると適度なしなやかさがあり、半導体カーボン/ナイロンシールド、ポリエステルテープ、綿糸の介在、ドレインワイヤー、導体という構成。

 

テストはジョデリカの無メッキコネクター(ETP-850CU/ETP-320CU)を取付け、プリアンプ(Accuphase C-2420)で行いました。

 

早速いつものテスト用音源で試聴。

聴き始めて1〜2分で製品化を決めました。

 

まず、最初に感じたのは「自然である」ことです。

レンジの広さ、帯域バランスの良さ、立ち上がり(下がり)、温度感、全ての項目において何も主張してくることなく、巧妙にサウンドステージを作り出してくれます。

特に押し出しが強いわけでも上品な訳でもありませんが、情報量は確実に増え非常に心地よいサウンドにシフトします。

念のため数日経って再試聴。やはり決まりです。

 

弊社ではアクセサリー類(特に電源系)には癖があってはいけないと決めていますので、このケーブルで決定しました。

これであれば弊社オリジナルのハイコスパケーブルが作れると確信しています。

 

近々のうちにお披露目し、来年1月下旬までのリリースを目処に進めています。

どうぞお楽しみに。

 

 

〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜

 

 

遅くなりましたが、先日大阪ハイエンドオーディオショウへ行ってまいりました。

弊社は福岡ということで色んな製品をすぐに試聴できる環境にありませんので、今回のようなイベントはとてもありがたいものです。

気になる製品がいくつかありましたのでこれからセレクトアイテムのラインナップに加えていこうかと考えていますが、12月から1月までは新商品のリリースラッシュとなるため、落ち着きましたら次々と加えてまいります。

 

2017.11.09 Thursday

ネットワークキルスイッチの試作

 

前回の記事で「通信カット基板」をご紹介しました。

現在はそれを収めるエンクロージャーの細かい詰めを行っています。

画像は試作品です。

開口部は手作業ですから微妙な仕上りですが、量産版はマシンで綺麗にカットされ印刷も行います。

ABSのエンクロージャーですから外部からのノイズが気になりますが、エンクロージャーの内側に電磁波シールド塗装を施して対策します。

 

基板むきだし状態で通信状態をチェックしたところ、ギガビットでの通信ができました。

カットしない状態でもノイズを抑えたい方もいらっしゃるかと思います。その場合はパルストランスを入れてアイソレート仕様(100Mbpsの通信となります)に変更することも可能です。

 

今回はスイッチングハブ〜ルーター間をこれでカットし試聴してみたところ、システムエンハンサーを入れた時のようなS/Nの向上が認められます。

「Wi-Fiを使うのでルーターの無線機能が必要」という方は、ルーターのWAN側をこれでカットなさるのがお勧めです。

 

【特長】

・物理的に通信のON/OFFを行える

・ギガビット(1000BASE-T)対応

・通信OFFでLAN側をターミネート

・シールドのON/OFF(STP/UTP)切り替えが可能

・電磁波シールド塗装(エンクロージャー内部)による外部ノイズカット

・信頼性の高いスイッチを使用

・保持力の高いRJ45ジャック(Stewart Connector)を使用

 

【ソリューション】

・ルーターや終端装置などとの通信(インターネット)をカットしたい

・普段使わないバックアップ用のNASやPC等との不要な通信をカットしたい

・LANケーブルのシールドのON/OFF(STP/UTP)による音質の変化を確認したい

 

といったところでしょうか。

ネットワークオーディオのために作りましたが、セキュリティや通信制限のために導入いただくのもよろしいかと思います。

 

リリースにつきましては、2018年1月中旬を予定しております。

 

2017.10.26 Thursday

通信カット基板

今日届いた試作の基板です。

回路はとてもシンプルなものですが、箔厚は70um、等長パターンでインピーダンスコントロールもしっかり行っています。

 

この基板で行うのは通信(LANケーブル)の切断です。

弊社のネットワークオーディオ環境ではスイッチングハブ〜ルーター間のケーブルを抜くことで音質が改善されたのがこの企画のきっかけとなりました。

 

市販の類似する製品(ELECOM LANBLOCKER、ELPA TEA-104など)も試してみましたが、もっとノイズに強くオーディオ用途に使えるものはできないかと考え、基板の試作に至りました。

 

主な機能としては

 

・通信ON/OFFスイッチ

・STP/UTP切り替えスイッチ

・ターミネート機能(オーディオ機器側)

 

となります。

基板のテストがうまくいきましたら、これをプラスチックケース(内部にシールド塗装を施したもの)に収め、製品化しようと考えています。

 

基本は音楽を聴くときに不要な通信をカットするという目的のものですが、STP/UTPによる音質確認などにも使えるかと思います。

 

2017.10.05 Thursday

リッピング用ドライブケースRP-EC5-U3AIを試す(終)

 

前回までのまとめから。

 

・おすすめドライブはPIONEER BDR-S09J-X、コストパフォーマンスならLG GH24NSD1

・カスタマイズや周辺機器などを取り入れることでリッピングのクオリティを上げることが可能

 

そこで今回はもう少し手を加えてみます。

基板上のUSBコネクターを交換し、ファンを取り除いてみました。

 

USBコネクターは先日販売を開始したUSB-029H2-RPに使われている産業用のものです。

強く篏合するのでとても気に入り、AメスBメスともにたくさん仕入れました。

作業なさった経験のある方はお分かりかもしれませんが、基板のベタが多くコネクターの交換は少々骨の折れる作業です。

USB3.0は縦長のポートですから少し上が余りますが、これでケーブルをガッチリホールドしてくれます。

 

ファンを外すのは少々ためらいましたが、連続してリッピングしても筐体が熱くなることもありませんでしたので、撤去してみました。リッピングせずにアイドル状態で24時間放置してみたところ、全く問題ありません。

 

そこで検証開始です。

Ray Obiedo ‎– Zulaya  / 1995 Windham Hill Records ‎– WHCD 11162

track:2 Castille

 

このソースを前回の(7)の状態と比較です。

(7)UOC2(0.3m×2)+ ALC-X1 + SE2-BP + USB-029H2-RP + MATRIX X-Hi USB3.0 + クロック換装

 

僅かながら雑味が取れたような・・・。う〜んという感じです。

そこで電源ライン(12V/5V)にDCラインコンディショナーと同じような回路を入れてみると・・・

これで確かな変化を感じられるようになりました。

色味が増すといいますか、よりクッキリ実在感が増す傾向です。

 

とあるレーベルさまのご協力でジャズのマスター音源(スタジオで使われているデータなので今回は特別にです)を入手していたのですが、市販されている同じ音源のCDを同様にリッピングして比較試聴しても同列にあって違和感を感じることもありませんし、もうこれで充分だなと思いました。

そもそもマスターをこちら側で処理する際の問題がありますから、比較結果の信憑性は低いのですが・・・。

快くお引き受けいただいたレーベルさまには改めてお礼申し上げます。

 

 

さて、ここから更に

 

ローノイズで大容量のリニア電源を・・・

ファンが付いていた部分の鉄板を・・・

USB基板を囲うように銅板で・・・

内部配線を○○に・・・

 

など良くなる可能性を秘めたネタは尽きませんが個人的にはこれで満足してしまいましたし、これ以上コアなネタになると収集がつかなくなりますのでこの企画はここで一旦締めようかと思います。

 

再生にしろリッピングにしろノイズ対策(振動対策)は総力戦であり、ここだけやっていればいい結果が出るといった簡単なことではないのだなと改めて認識させられた企画でした。

 

2017.09.28 Thursday

メモリスロットに取りつけるノイズフィルタを試す

 

前回ご紹介したメモリスロット用フィルタを試します。

 

試したのはDDR3タイプの「AXF-74ULTRA」。通電すると青色のLEDが点灯します。

 

試したマザーはASUS P8B75M、メモリはデュアルチャネルで本製品は50時間ほど通電させています。

試聴に使用したのは次の二曲です。

 

Mariano Torcuato - Paradise Station  / 1994 Windham Hill Records B000008I4T

track:1 A Train To Uberaba (Um Trem P'ra Uberaba)

 

James Newton Howard - James Newton Howard & Friends / 1983 Sheffield Lab, Inc.

track:3 She

 

改善レベルは決して大きいとはいえませんが、いずれのソースもS/N比が向上しているのがよくわかります。

PCの不要プロセスを削除していったり負荷を抑えたりしていったときの効果に似ていて、音場が透き通ったかのように見通しが改善されています。装着によるデメリットは特に感じませんでした。

取付けは簡単ですし、5,000円(税別)という価格から見ればコストパフォーマンスは良い方だと思います。

 

こちらの「AXF-74ULTRA(DDR3)」はDDR4タイプの「AXF-75」と共に弊社オンラインショップにて本日より販売を開始いたしております。

 

AXF-74ULTRA

http://www.shop-jspcaudio.net/shopdetail/000000000094/

 

AXF-75

http://www.shop-jspcaudio.net/shopdetail/000000000095/

 

メモリスロット(DDR3、DDR4)に空きがある方、是非一度お試しになられてはいかがでしょうか。

 

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